前回の続き
入学してすぐ、苦手な英語の対策として
家庭教師のトライをオンラインで受けることにした
家庭教師の先生とヒロはとても相性が良く
授業の中で、親より先に学校を辞めたい事を
相談していた
いざ、辞めると決めてから
さて、どうしようかと思案していたら
ヒロからトライ式高等学院というものがある
と話をしてきた
調べると家から快速で一駅の所にあり
すぐに説明を聞きに行った
トライが斡旋する何校かの通信制高校があり
自分に合う所を選び
レポートや、必要な授業数はトライに通学しながらこなしていく。
単純に通信制高校に行くだけでは
大学を目指すのも難しいし
ヒロは行きたい大学があるから
トライの特進コースを選ぶことにした
ヒロがやりたいなら、これで良いと
すぐに転校の運びとなった
入学となった日の帰りセンター長から
「色々な部活動みたいなものもあるし、イベントもあるから参加して、勉強だけじゃなく友達も作って欲しい」と言われた
その帰り道、ボソッと
「もう、友達なんていらん。中学の時の友達だけで良い」と何とも悲しくなる事を言った
どうか幸せに、一日でも早く笑顔が戻りますように
そう願うことしかできなかった