「…まお、どうした?」
テーブルに頬杖をついた状態で俯いた僕の顔を覗きこんできた大ちゃんに、
「大ちゃん…。
なんかちょっと頭痛くなってきちゃって…」
僕は心配かけまいと弱々しくながらも笑ってみせた。
「大丈夫か?
薬あるから飲んどけ」
聞くが早いか大ちゃんはすぐに自分の鞄を開けるとなから黒いポーチを取り出す。
中には薬類が色々入っているらしく、
大ちゃんって本当に何でも持ってるなぁ。
優しく頼もしい恋人に
「うん。ありがと…」
お礼を言うと、
実際にはちょっとどころではなくガンガンと頭の中で金属を叩くような痛みからようやく逃れられるとホッとした。
「あ…良かった。
痛み止これで最後だった」
パキンと小さな音がした後、
大ちゃんが僕の掌に2錠の白い錠剤をのせてくれたけれど、
「えっ?
これ最後なの?
じゃあ僕いいよ…」
それが最後の痛み止だと聞いて遠慮し押し返そうとする僕に、
「なんでだよ。
頭痛いんだろ?」
大ちゃんは鞄からまだ封を開けてない水まで出して素早く渡してくれた。
「だって…もしこの後大ちゃんが頭痛くなったらどうするの?
僕が飲んじゃったせいで大ちゃんが痛いままになっちゃう…」
だからこれは受け取れないと水をテーブルに置き薬をもう一度大ちゃんに差し出すと、
「まおは本当に優しいな。
けどまおが苦しむなら俺が代わりに変わってやりたいぐらいなんだから、
この薬はまおに飲んでもらいたい」
大ちゃんは薬を持った僕の手をそっと両手で包み込み心配そうに僕を見つめた。
そしてその背後では…
T「なんだ、あの茶番劇は?
薬がなければ薬局に行けよ。
外出りゃドラッグストアのひとつやふたつあるだろ」
馬「多分、一時間に一回いちゃつかずにはいられないって病気なんじゃないかな?」
T「めちゃくちゃ迷惑だな」
馬「俺もその病気掛かってるんだけど、大ちゃん何故か俺に対しては発症しないんだよね~」
T「………」
ということであとちょっと続くきますf(^_^)

