10月4日。
美しい中秋の名月に見送られるように、保守政治家の筆頭と目されていた中川昭一氏がお亡くなりになりました。

かつて、直接知っている訳ではない方の訃報に接して、これほどまでの衝撃を受けたことはありません。
お亡くなりになった日にも記事にしましたが、もう一度記事にしておきたいと思います。

9日の御葬儀の日には間に合いませんでしたが、16日の「中川昭一氏を偲ぶ会」には、ささやかながらお花を贈りました。
何かせずにはいられず、でも何をしてよいか分からず…
忸怩たる思いです。


何より惜しいのは、マスコミに袋だたきにされたまま、汚名を雪ぐ間もなく亡くなられてしまった事です。
どれだけ国のため、国民のため、地域のために尽力されてきた方か。
そして、どれだけ有能な閣僚であったか。
いつの日か、正当に評価されることを願ってやみません。


中川氏の功績については、簡単に前記事「中川昭一氏を思う」でもご紹介しました。


保守派の政治家として、前首相の麻生氏、元首相の安倍氏とも昵懇の仲でした。特に、麻生氏とは13歳の年齢差がありながら、とても親しい間柄だったことが、様々な写真から伺えます。


■ソラゴト日々日記■-麻生氏&中川氏1



■ソラゴト日々日記■-麻生氏&中川氏2



麻生氏も、中川氏も、強く、明るい日本の未来を信じ、綿密な手だてを講じる事のできる、類い稀な政治家でした。
二人とも、笑顔がとても魅力的なのです。

どうして日本人は、「大丈夫だよ!日本は素晴らしい。一緒に頑張ろう」という笑顔を信じられないのでしょう。
「日本は世界から取り残される!景気も悪くなって破綻する!今のうちに国はほっといて個人だけいい目を見よう」というネガティブな宣伝の方を受け入れてしまうのでしょう。

中川氏の力強い言葉や写真、これまでの活動等は、公式サイトで詳しく見る事ができます。
ぜひご覧下さい。


■中川昭一公式サイト
■ソラゴト日々日記■-中川昭一公式サイト

(画像は公式サイトにリンクしています)



安倍元首相夫人、安倍昭恵さんのブログでは、ご葬儀の様子が書かれています。

(前略)

奥様の郁子(ゆうこ)さんは最後までしっかりと気丈に振舞われ立派でした。
どんなにつらいだろう・・・学校の先輩でもあり、同じ国会議員の妻という立場で親しくさせて頂いていた郁子さんの心中を想像すると、私の胸も張り裂けそうになります。
最後のお別れの時に、
「あなたは本当に頑張った。よく頑張った・・・誰よりも頑張ったの・・・」
何度も何度も泣きながら昭一さんに語りかけている姿を見て、みんな泣いていました。
主人があんなに泣いたのを見たのも父が亡くなって以来のこと。
信頼する同志を失い、片腕をもぎ取られた様な痛みなのでしょう。

(後略)

(「中川昭一先生」2009年10月09日記事より一部引用~「安倍昭恵のスマイルトーク」)



陰謀論めいた話もいくつか浮上しています。

政権発足後、一ヶ月を経過するのを待って、今回の総選挙における選挙違反に関する捜査が本格化しています。
実は、その関連で、北海道の民主党議員が一人、議員資格を失う可能性があり、中川氏繰り上げ当選も囁かれていたそうです。
中川氏は将来を嘱望されたもと銀行員。
財務関係には明るく、国会にでることができれば、民主党にとっては怖い相手になったでしょう。

アメリカのいいなりにもならなかったことから、アメリカの筋からマークされていたという話もあれば、北朝鮮に対しても拉致問題を前面に挙げての強硬派だったため、そちらからも狙われていたという話もあります。

中川氏の死を報じたのは10月5日の朝刊ですが、10月5日は横田めぐみさんの誕生日であり、その記事も同日、同時に載っていた事になります。しかも、10月4日にはもう一人、6カ国協議で北朝鮮に強硬姿勢を貫いた元外務省(現職宮内庁)の原口幸市氏も事故死しており、やはり同日の新聞で報じられました。


私自身は、中川氏が何らかの陰謀で消された等とは思いたくないですし、どの疑惑も現時点では噂レベルです。
けれど、タイミングといい、状況といい、何かを感じずにはいられません。


中川氏の父、一郎氏の自殺についても、さまざまな疑惑がありました。
最近になって、地元支持者の方が掲示板に密かに投稿されていた文章がまとめブログに転載されていましたので、リンクを貼っておきたいと思います。

知っている事をバラバラになりますが書かせて頂きます。 これはメディアで叩かれる中川家の誤解を解きたいからです。(「とてつもなく日本」記事より)


一方で、やはり掲示板(オカルト系)に書かれていた文章で、
「中川昭一氏は、大変に霊格の高い方。
 肉体の軛を解かれたことで、間もなく日本を守護する役割を担う事になる」
というものもありました。

いっそそうであってほしい。
天上から、あの笑顔で、日本を力強く守って欲しい。

ついつい、そう願ってしまうのでした。