スーパーに行ったら、米が売ってた。

相変わらずお一人様一袋だけど。

そして値段が5キロで500円ばかり上がってた。

新米だったのかな。

 

まあ、こんな時じゃないと値上げなんて出来なかっただろう。

マスコミが煽るせい、買い占めの連中が悪い、と言われようとも実際に米農家にしてみたらこの機を逃してなるものか、となるのも分かる。

実際今日のニュースで、倒産廃業が相次いでるとか。

 

肥料とか上がってるし、機材も要るし、でも減反政策で減らされたし。

米農家で食っていけるって実はほんの一握りかもしれない。

家の近くは田圃と畑だらけだけど、実は収穫になってもほったらかしっていう所が結構あって、なんでかな、と思う。

 

農地法とか煩いから一応やってます、ということなのか。

でもそれにしてもちゃんと出来てるから、収穫段階で人手がなかったとか。

どっちにしてもお年寄りがメインだろうから、キツイよね。

 

よく見てると収穫時期は刈取機があっちこっち行ってる。

これはどうも機械を買うだけの余裕がない人たちのために田んぼ一枚いくら、で刈ってあげてるようだ。

 

それから人に頼んで田植えから刈り取りまでしてもらうってのもあるらしい。

昔ならそこまでやっても米の何俵かはお礼に持ってきたものらしいけど、今はそれどころか追い金が必要だとか。

 

実際米なんて楽なもんだ、と言われても、田植えの後はひたすら除草作業。

刈り取りまで案外重労働。

畑よりかマシ、とは聞いたけど、人に頼むってことはそういうことなんだろう。

 

親から貰ったとかの田んぼでも、普段リーマンの皆さんが出来るわけ無い。

で、お金払って管理してもらう。

そんな土地、売れりゃ良いけど、農地は色々と面倒。

農家にしか売れないし、売れても買い叩かれる。

だからどうしようもないんだよね。

 

そういえば卵も一気に20円値上がり。

春頃150円切ってたのが今は200円。

年末にかけてまたもっと上がるんだろうな。

 

でもこの暑さで鶏もホント、しんどいだろう。

だから、それくらいの値上がりは仕方ない。

それよりせっかくの卵だから心して戴く。

何でも感謝の気持がないとね。

 

今年の米騒動はどうやら収束しても、来年以降米がないというのが常態化する可能性があるらしい。

瑞穂の国はどこ行った、と思うけど、これもまた仕方ないこと。

温暖化で北海道でしか米ができませんということになるやもしれず、その代わり南国系の果物とかバンバン出来るようになるかもしれない。

 

農家の皆さんのご苦労を感じつつ、戴く作物たち。

無駄にしません、全部食べます。

アタリマエのことだけど、そこがなかなか緩かったりする。

財布の紐は固く、そしてあるものを無駄なく食べて秋に備えるぞ。

 

今日も読んでくださり、ありがとうございます。