朝イチで近所のスーパーへ。

開店直後に行くと、半額の肉があることがある。

いつもあるとは限らないから、見つけたら即ゲット。

今日は鶏ひき肉があったので全部買って、帰宅して肉団子を作る。

 

途中、近所の家が壊されていた。

車椅子のおじいさんが、一人でずっと住んでいた。

用があって行くと大きな猫がいたこともあり、周りの人には猫がいるから施設には行かないと言ってたらしい。

 

いつの間にか猫もいなくなったけど、相変わらずそこに一人住まい。

子供もたまに顔を出していたようだし、何よりものすごく頭がハッキリしてて、30分単位でやって来るヘルパーさんたちを顎でこき使い、大きなテレビが2台、投資でもやってるみたいで、ホント、元気なんだよ。

 

嫌いな相手には素知らぬ顔で意地悪もするという、爺さま。

でもワタシはされなかったから、まあまあ気に入られていたのかもしれない。

時にからかわれていたような気もするが。

 

何年か前に自分で決めて施設に入ったけど、その後も家は残された。

子どもたちがそこで集まってると聞いてた。

今年に入ってプロパンガスの施設が外されていたので、なんでだろうと思ってたけど、その後、家の取り壊し。

多分、もう、いないんだろうな。

 

家は建てるに半年、壊すに3日。

なんでこんなこと分かるかというと、ここ数年、ご近所の新旧交代が凄まじい。

ある日プロパンガスが外されて、日を置かずに解体工事が始まる。

その後、看板が立って、建築開始。

半年もしたら、新しい家族がもう居るわけ。

 

ここもきっとそうなるだろう。

近所にスーパーもコンビニもあるし、学校も近い。

ワタシが住んでる並びは揃いも揃って年寄りばかり。

ここも順に間引かれていくんだろうなあ。

と、他人事ではない、ワタシもだ。

 

変わらないようでいて変わっていく風景。

田舎だって例外じゃない。

寂しいとかなんとか言うつもりはないけど、やっぱりね、変化は嫌い。

 

スーパーで買った鶏ひき肉は早速肉団子に。

以前は茹でる、焼く、揚げるとやってみたけど、茹でると味が飛ぶし、焼くと揚げるは油が跳ねる。

今はオーブンで一遍に焼く。

これが1番楽で味もいい。

 

作りながらいつまでこんな事出来るだろうか、としみじみする。

そう、明日は我が身、というのが身に沁みる昨今。

明日も今日と同じことが出来るとは限らない。

でも、出来る限りは頑張ろう。

だって、生きてるんだもん。

 

今日も読んで下さり、ありがとうございます。