ものすごーく久しぶりにビスケットを焼いた。
ジンジャーナッツ。
ナッツも入ってないのに、ナッツとは。
カリカリいうのがナッツっぽいからだって。
作り方は簡単なのにサクサクして美味しい。
実はソーダブレッドを焼いたついで。
ボウルにそれぞれ材料を用意して、時間差で焼き上げる。
ソーダブレッドはオーツ、紅茶漬けレーズン、クルミ入り。
もはや別物なんだけど、しっとりして美味しいんだ。
ジンジャーナッツもカリカリサクサク。
やっぱり小麦粉と砂糖しか勝たん。
でも、糖質マックス。
特にビスケットは。
たまの楽しみだもん、許して、と誰に言ってるのか。
いつも作るお菓子もパンもブサイクなものばっかり。
いわゆるお店で売ってるような華麗なお菓子は殆ど作ったことがない。
不器用だからね、クリームを塗ったり、型どったりなんて無理無理。
基本、焼きっぱなし。
でも、それで良いじゃん、自分が美味しければ。
昔はたくさん焼いてばら撒いてたけど、今はほんと少しだけ。
焼きっぱなしのお菓子は鮮度が命。
クリームも何も使ってないけど、劣化は早い。
ソーダブレッド然り。
でもそういうのが好きなんだもん、仕方ない。
昔はイーストも使ってたから、ベーグル、よく焼いたっけ。
でも、重いし太るし歯と顎が疲れるから辞めた。
ついでにイーストを使うお菓子もパンもすっぱり辞めた。
今はスコンとかソーダブレッドとか、ベーキングパウダーと重曹を使うだけ。
簡単、便利、すぐ焼ける。
どうせプロのパンとかに張り合うわけじゃないし、そもそもソーダブレッドなんて市販品には無いんだし。
ビスケットだって、ジンジャーナッツレベルのは無いなあ。
ステラおばさんのが感覚に近いかも。
でも、若かりし頃1度食べたっきり。
なんか思ってるのと違って、アメリカンクッキーだったからか、ショートニングを使っていたからかは定かじゃないけど、まあ、そんなわけで自分の思い描いたビスケットといえば、イギリスの無骨なタイプなんだよね。
褒められるからせっせと焼いてせっせと配る。
お世辞9割ということが分かってもやってたけど、そもそも上げる人が減った。
みいんな、あの世に行っちゃった。
残されたものとしては意欲は萎えるけど、相変わらず焼いている。
そして、喜んでくれた人の顔を思い浮かべて、自分で食べる。
こんなこと、あといつまで出来るかなあ。
今日だって、ソーダブレッドを乗せた天板が重すぎてよろめいた。
オーブンに激突しなくて、ホント良かった。
しっとりたっぷりしたパンを一欠片齧りながら、自分のこの先を考える。
悩んだって仕方ないんだし、いつかワタシにもお迎えは来る。
ただその日まで、自分で作ったものを食べられたら良いな、とそれだけは思う。
上げ膳据え膳って、ワタシみたいな貧乏性には無理なんだ。
多分3日も持たないだろう。
貧乏暇なしで元気に生きられたら、それだけで充分、人生勝ち組だと思うよ。
今日も読んで下さり、ありがとうございます。