近頃のワタシの心のバイブル、メンタル強め美女白川さん。

既刊は5冊で、大人気だから図書館ではいつも貸出中。

なので、気長に順番に予約を入れては読んでいる。

 

最初はブリブリの女の子の絵に若干引き気味だったんだけどいや読んだら面白いわ。

 

彼女の周りの社員さんはいずれも能力が有りながら、自己評価が低い。

それをふんわりと、或いはしっかりと励まし慰め、時に叱咤激励。

みんなが男女とも、自分自身の本来の姿に目覚めていくのが良いんだよね。

 

そして女子力高めの白川さん。

いやもう、25歳設定だから当然だけど、自分磨きに余念がない。

当然男どもは群がるんだけど、それについてはむしろ反応が薄い。

 

それは高校時代、クラスのボスに睨まれてボッチを散々味わったから。

普通の高校生が過ごす青春丸ごと欠落してる。

今、それを取り戻すように友情を育んだり、おしゃれを楽しんだり。

だから男にまで目が行ってないというか。

 

その辺も上手いなあ、と思う。

多分今どきの等身大の若者が抱えてる悩みってこんなんなんだろうな、と遥か昔に卒業した身には眩しいけど、懐かしさは無いのはどうしてだろう。

ワタシもボッチだったけど、自分から望んでたフシも有るからなあ。

 

カッコいい上司や甘い物好きな新入社員男性なんてのもいるし、女性の敵みたいなのも登場する。

お局様も心無い先輩も、リバーシブルトークっていうの、陰日向のある連中も。

 

マウント取りに来られようと、悪口言われようと一切拘泥しない強メンタルの白川さんは無敵。

そうやって自分大好き、自分をより高めていこうという意識はそんじょそこらの連中を遥かに引き離して、きっと飛び切りの人生を走り切るんだろうな。

ワタシにも学生時代、こんな友人がいたら、なんて詮無いことを考えてしまった。

 

まあ、なんだね、もともと何でも食いつくダボハゼ体質なんだけど、それでも絵柄で敬遠してたのは危うく読まずに終わってたんだろうな、と思うとラッキーだった。

読めば面白い。

 

一定の人たちが好むものはそれだけの価値があるんだね。

そういうのを好きだと言うと、個性のかけらもないようなディスり方をした、かつての教師には分からないだろう。

まあ、そんな人間、ワタシの過去からすっぱり消してやるわ。

 

めげそうな時、読んで笑える本があるって素敵。

これからもしばらくは白川さんに励ましてもらって日々を送ることにする。

 

今日も読んで下さり、ありがとうございます。