自分で髪を切りながら、つくづく他人に頼れない性格だと思う。

自立してるわけじゃなくて、ホントに自立してる人は相互依存がちゃんと出来る。

 

つまり、お互い様、が無理なく出来て、人に頼ったり頼られたり。

一方のワタシときたら、実は物凄い依存体質。

だから周りが引くほど凭れかかっていた。

そのことさえ気付かなかった長い長い年月。

 

ほら、満員電車でいるでしょう、他の人にそーっと凭れかかって楽する輩。

あれ、ちゃんと分かってるんだよね。

自分の足で立ってるか凭れてるかくらい。

そういう類の狡さをワタシも持ってて、人がやってくれるなら万々歳、永遠にやってくださいとばかりに甘ったれてた。

 

それに耐えきれず人が離れていくと結構ショック。

でもね、同じことされて同じように去った過去もある。

これはお互い様とは言わないけど。

 

ただ、たまに変なスイッチが入っちゃうと、何でも自分で、と気張っちゃう。

出来もしないのに出来るつもりで、周りを別の意味で掻き回す。

書いてて、恥多き人生だったな、と反省しきり。

 

でも、基本自分のことは自分でやるのは良いよね。

髪の毛はギッタギタだけど、自分で梳きバサミ使って梳いて、それで満足してる。

最悪縛れば良いけど、実はそうすると片頭痛勃発。

大体髪の毛が目の上にかかるだけで、頭痛くなるというどうしようもない体質。

 

だからどんなに良い美容師さんにかかっても、とにかく駄目だった。

ただ、人にしてもらうのが普通と思ってたから我慢してただけ。

今は誰憚ることもなく、好きに切って結構めげて、でも次があるさ。

 

何よりあのデカい鏡の前に座らなくて良い。

美容師さんと目が合うのが嫌でずっと面白くもない雑誌を読んでた。

話をするのも苦手。

それから使い回しのケープが気持ち悪かった。

 

今は風呂場で真っ裸になってジョキジョキ。

切ったら櫛で梳いて、肩とかはブラシで払って服を着てから風呂場の掃除。

ま、箒で掃いて塵取りで回収するだけだけど。

楽でいい、楽が一番。

 

何でも自分で出来るのがエラい、なんて微塵も思ってない。

コロナがなかったら、今だってきっと美容院に行ってる。

ただ、あの時、皆パニック状態で、何が正解か分からないまま、ケープにファブリーズをかけまくって逃げたお店の判断が敗因かと。

着ていた服を5回洗ってもファブリーズの臭いが取れなかったあの衝撃。

痛むアタマを抱えて必死で洗ったけどさ。

もう二度とあんなことしたくない。

 

なるべく単純に、出来ることを少しずつ。

そのための身辺整理を頑張ってきたんだし、この先も続けるし。

 

ここんとこ体調不良で、あれ、もしかして案外早く死ぬかも、と思ったら、まあそれは良いけど、それなりに未練があるわけ。

もうちょっと生きてたいな、のもうちょっととはいつまでか。

自分でもよく分からないけど、死ぬのは今じゃないってことだけは言えてる。

だからその分、出来ることはやっとかないと。

 

今日も読んで下さり、ありがとうございます。