スーパーに行ったら、Lサイズの卵が150円くらいになってた。
他所ではまだ200円くらいするから、特価かもしれない。
嬉しくてまだあるのに買った。
先日のヤフーニュースで卵の価格が下がってるってあったけど、実際に目の当たりにして喜んでる。
でも、生産者の皆さんのことを思うと胸は痛む。
だが、買う側としては嬉しい。
アンビバレントな気持ちで行ったり来たり。
やっぱり春めいてきて、各地で春一番が吹き荒れてるそうな。
家の辺はまだだけど、昨夜は結構な風だった。
年取って怖い、風。
家ごと持ってかれるんじゃないか、と眠りながらもおちおち出来ない。
先日、最後のマグちゃんを下ろした。
あんなに熱狂的に支持してたのに、今のこの冷めよう。
これを使い切っても次はもう、買わないな。
でもある分は使う。
そもそもマグちゃんを始めた時期は巷では何の効果もない、と指導が入った頃。
でも使ったら確かに臭いは消えたから、そんな勧告は無視して愛用。
問題はドラッグストアから消えたんで、探し回ったんだよ。
やっとホームセンターで見つけて、無くなるのが怖くて多めに購入。
月日は流れ、今はまたドラッグストアでも売ってる。
そして当然の如く値上がりしてる。
だからもう、買わない。
ワタシの中のマイブームが去ったんだ。
ワタシのマイブームは世間様とかなりズレて訪れる。
なんなら、ブームが一段落、くらいならまだしも、終わったよ、と言われる頃にいきなり燃え上がる。
無い無い、あった!と喜んで購入し、しばらくはそれにどっぷり浸かる。
あんまり激しいので周りからは宗教と揶揄されるほど。
ただ、良くも悪くも飽きっぽい性格。
ある日突然、愛は冷め、あっさり捨てること多し。
服もね、この4年、せっせとお金を落とし続けたお店から少しずつ撤退しつつある。
最初に見つけた時はこれで一生着る服には困らん、と安堵と歓喜に咽んだものだが。
出会った頃はホント、ネットだけのお店で、しかも細々と売ってるだけだった。
かなりマニアックな感じ。
そして出る量もたかが知れてたし、新作も殆ど出ないからゆっくり悩んで買えたんだけど、2年くらい前からかな、新作がガンガン出始めた。
更に旧作も在庫販売と称して同時販売。
前は買いそびれたらそれっきり、という感じだったから、新作が売り出されたら焦って買ったし、まぁ自分では満足して着てたから良いんだ。
でも、どんどん供給されるようになって、それこそ信者のような皆さんがどんどん買うから追っかけっこみたいになって、しかも服以外の小物も増えていく。
どんどん予算オーバーになる。
こんな筈じゃ、と思いつつも付いて行ってたんだが。
極めつきは服地を化繊に舵を切ったこと。
それまでは綿が主体、たまに麻、化繊が入っても綿と混紡。
だから良いんだ、と思えたのに、どっぷり化繊メインになっていく。
最初はそれも嬉しかったんだよ。
化繊って乾きも早いし発色も良いし、日焼けしづらいし。
前は黒ばっかりだったから、しかも生地が重かったから、外干ししないと絶対に乾かない代物ばっかり。
だからあっという間に日焼けして、見苦しいことこの上なかった。
なので、歓迎もしてたんだけど。
化繊を着ると何気に苦しい。
老齢化により、化繊のイガイガに耐えられず。
しかもそこの服、化繊の分際で重い。
そしてあり得ないほどの静電気が発生。
着るのがどんどん憂鬱になっていく。
都会的な小洒落たデザインが多くなり、それも着たくない理由に。
着ると首周りとか肋骨とか胴の辺りとか微妙に苦しい。
じゃぁ、楽なのを、と着ると今度は身幅が大きすぎて、着づらい。
トドメは値上がり。
そりゃぁ、材料費高騰もあったり人件費の確保もあったろう。
特にそのメーカーは国内の職人さんを育てる、という高い志を持ってたから、当然そういう方たちが安心して働けるだけの賃金も要るし、環境も整えたい。
だからといって、倍になったらとてもついて行けないよ。
1万円台だったから買ってた。
お店を持たず、コストカットしてるからこの値段でこの品質を、と謳ってたのに、倍の値段を提示されると萎える。
それも新作は既に4万円前後、在庫販売だってガンガン上がって2倍とは言わないがそれでも確実に1万円くらいは乗ってる。
凄いのは新作で売って半年後、在庫販売の同じ品が数千円値上がり。
それくらいギリギリなんです、と言われても、信者を既に降りてるワタシには無理。
気づけば作らないはずの店舗もアンテナショップとして開店し、ポップアップストアもちょいちょい出して、絶好調なんだろうけど、もう無理だ。
ということで、白旗上げて撤退ってわけ。
そりゃぁ、ここが勝負どころ、というのもお察しする。
マスコミにも取り上げられて、分社化して、新しい従業員も増えてその増えた経費をどうする、新作も旧作も作り続けないと泳ぐのを止めたマグロのように死んじゃう、という危機感もあるだろうし。
何より、今までは既存の生地を使ってたのに、自分たちのオリジナルの生地までガンガン作り出しちゃってるからね。
そういうのはワタシの知ってるパパスとか、他のメーカーもやってるけど、もっと長らくやってるお店なんだよね。
少し早すぎるんじゃないか。
大体パパスとかだって、随分前から経営がキツくなったのか、カタログとかもくれなくなったし、そもそも大型のカタログはほとんど作らなくなったし、売ってる品も物凄く減らして全国で何着、なんてやってるから実店舗に行っても揃ってないし。
バーゲンしても、3割引になるのは前シーズン、半額は更にその前のシーズン品、それが売れ残っても延々、バーゲン期に売られてる感じがするのよね。
違うかもしれないが。
どちらにしても服1着に4万円、というのはワタシには無い。
マーガレット・ハウエルとかでも買い続けられなかったのは高額だったから。
バーゲンはするけど、3割引になるのはホントの売れ残り。
ワタシが欲しいスタンダードはシーズン始めに売れちゃうみたい。
だからといって、MHLみたいな中国製も嫌なのよ。
偏見じゃなくて、縫製が悪い。
昔々、バーバリーがブルーレーベルと言って中国製の品を出したことがあった。
デザインはバーバリー、ということで大々的にマスコミにも取り上げられてワタシも恥ずかしながら張り切って買いに行ったよ。
でも、帰宅して改めて着てわかった。
物凄く杜撰な縫製。
ファスナーが雑に縫われてるから表に出ちゃってるし、そういうデザインじゃないのよ、単に出てる、それも後じゃなくて前面だから余計に目立つ。
他にもザックザクの作りでそりゃぁお粗末な出来なのに、試着時点で気付かなかったのはやはりデパートでそれもバーバリーだから、と既に舞い上がってたから。
同じような目にあった人が跡を絶たず、その後の評判は散々で、早速撤退した。
あれはバーバリーにとっても汚点になったんじゃないかな。
中国製がすべて悪いとは言わないけど、なんだろう着てしんどいのは多い気がする。
タイ、インドネシアもサイズ自体がまちまちで、インドに至ってはもう。
近頃増えてきたベトナム製が個人的には一番まともだと思ってる。
話は逸れたが、どんどん拡大していく中でワタシの望むものと大きくかけ離れていくメーカーにもう、駄目だ、と思い出した去年の暮。
で、個人的に別のメーカーを探すことにした。
ワタシの場合、夢から醒めるトリガーは値上がりらしい。
夢見てたのがそこでハッと現実に帰る。
安いままだったらまだ買ってたかもしれない。
好きなテイストではあったから。
今検討してるところはやっぱり4万円前後のお品。
これがスタンダードな値段なのかね。
でも、素材は麻か綿。
そして国内生産。
2枚を1枚にしても、いや、3枚を1枚にしても軽くて丈夫で着心地のいい服に出会えるなら、そっちのほうが良いや。
と、考えてる真っ最中。
ただ、一つの店に絞るのはもう、やめよう。
あちこち探すのが面倒だから、と思ってたけど、もう少し柔軟に、そしてお財布に納得してもらえるような品を探そう。
どっちにしてもこの先の人生は長くない。
なればこそ今を楽しく、それを重視しないとね。
今日も読んで下さり、ありがとうございます。