巷で流行りの(ホントかね)発酵あんこがシャトルシェフで作れるというので、早速ネットを検索しつつ、作成。
材料は小豆と米麹に水、以上。
で、米麹を潰すところから始まる。(見た目重視)
その後60度の湯を混ぜて、保温3時間。
別に小豆を洗って煮立て、一度湯を捨てて更に煮る。(柔らかくなるまで)
小豆を60度に冷まして麹と合わせ、それから2時間。
冷めたら鍋ごと温めて更に2時間を4,5回繰り返す。
つまり、13時間から15時間、小豆を煮る時間を足すともっとかかる。
いやもう、そこまで付き合ってらんないよ、と小豆は圧力鍋で煮て時短。
やり始めから後悔しつつ、とっとと終わらせたい。
大事なのは温度管理。
常に60度って、難易度高い。
冷めたら鍋を直接火にかけて、温め直すんだけど、毎回ドキドキする。
麹菌、熱さでやられないか。
だから炊飯器の保温で作るというのはよく聞く話。
それでも、熱すぎて麹菌が死んじゃうこともあるらしい。
だから蓋開けて、とかこっちもなんだか面倒そう。
それにその間米は炊けないし。
そもそも家には炊飯器が無いからシャトルシェフでやってるんだけど。
で、そうこうしてるうちに、既に寝る時間。
まさかそんなに時間がかかると思わず昼から始めたからね。(ちゃんとレシピを読め)
で、寝る前に温めて、おやすみなさい。
翌朝、恐る恐る蓋を開ける。
特段の変化なし。
なので又温めて寝かせて、を繰り返す。
出来上がりがどうなるのが正解か分からないのが痛いところ。
でもまぁ、こんなものでしょ、と完成宣言。
果たしてお味は。
先ず見た目はおはぎを水入れて潰したらこんな感じ?というくらいの米粒感。
ちゃんと潰したんだけどなぁ。
で、味見。
甘い、けどいわゆる砂糖の甘さじゃない。
あの痺れるような甘みの遥か遠く、言ってみれば小豆風味の甘酒みたい。
不味くはない、でもこれを普通にぜんざい、と思うとキツい。
別種のものとして食べるならアリ。
小豆と麹だもんね。
ただ味は置くとして、肝心なのは糖質量。
調べてみると予想通り高い。
小豆自体が6割炭水化物。
茹で小豆にすると100gあたり17グラム。
一方の米麹も6割近くが糖質。
まぁ、米だもんね。
なんやかんやで発酵あんこは糖質が100グラムで80グラム以上、砂糖だと120グラムを超えるから(なんで100g中に120グラムも入ってるのか計算方法がわからない)、結果、糖質は3割オフですね、良かった良かったとは思えない。
だったら、普通にあんこを少し食べた方が満足感高くない?
ただ、砂糖のように血糖値が急上昇することは無いらしい。
そして繊維質も豊富、ビタミンも取れる、ということだから苦労の甲斐はあるかも。
発酵食品だしね。
でもあんこに付き物の餅米とか餅とか、足していけば結局同じことという気もする。
あぁ、悩ましい。
まぁ、面白がって作ったものだから、多分次は無いと思う。
それくらいの努力をするなら、小豆を煮て、ラカントなりシュガーカットゼロなりを入れた方が甘みもスッキリ、しかも砂糖のように高血糖にもならず、小豆さえ煮れば食べたい時に食べられる。
結構な量が出来ちゃったから、残りはパックして冷凍保存。
忘れた頃に取り出して、食べるかな。(冷蔵だと5日、発酵が進むらしい)
あ、もし作ろうとお思いの方に一点、ご注意。(詳しい量はネットでお調べを)
作った発酵あんこを温める時はくれぐれも弱火で。
麹が入ってるから、物凄い勢いで焦げる。
今日も読んで下さり、ありがとうございます。