辛い時苦しい時、若い頃はすぐ食が途絶えた。

文字通り喉を通らない。

眠れない、食べられない、となれば、後はぶっ倒れるだけ。

そんな日々を思い出すと、可哀想だったな、と自分を思う。

 

今は不安があっても、まず食べる、そして寝る。

だって自分が倒れたらオシマイだもん。

辛いことに立ち向かうなら、こっちも体制を整えないと。

ということで、今辛いことが有るけど、せっせと食べてる。

 

こういう時はタンパク質が、とか炭水化物は、とか考えない。

食べたい、もしくは食べられるものを口にする。

今は昨日焼いたソーダブレッドを黙々と食べている。

 

不安で胸が潰れそうになっても、涙がせき上げて来ても、とにかくモグモグ。

食べて体力つけて、また頑張ろう。

ヘナヘナしてる場合じゃない、と自分を叱咤激励する。

 

お供はビタミンCを白湯で割ったもの。

ストレスがかかった時はビタミンC。

泣いてる暇があったら、落ち込んでる時間があったら、優先順位を付けてやることやって後は体力気力を温存。

 

生きてるってつくづくしんどい。

次々押し寄せる荒波をアタマから被りながら、それでも怯まずにいられるように。

辛くても食べる、そして寝る。

ここさえ出来れば、多分、運が味方してくれる。

 

辛い時は栄養が、とかあんまり考えずに口に入るものを。

だから非常袋には好物を入れとけっていう話になるんだよね。

ワタシはどうなんだろう、プロテインは好きだけど好物ってわけじゃ。

 

やっぱり自分で焼いたお菓子とかパンとか。

あと、炊きたての御飯で作った塩むすびとか。

備蓄向きじゃないけど、本当に食べたいのはそんなもの。

漬物も好きだけどさ。

 

今は何を考えるのも嫌で、でも考えないといけない。

どうしてこんなにしんどいんだろう。

一難去ってまた一難。

すごろくゲームの今どの辺り。

上がりか、振り出しに戻るのか、一寸先は闇。

それでも前を向くために、食べる。

 

傍から見ればその程度、の難問に苦しんでいる。

そう、他人の痛みは痛くない。

ワタシもそうやって生きてきた。

他者の痛みに鈍感だったから、今、自分がとても痛い。

 

でも全部を受け取ることは出来ないから。

自分の能力やキャパで受け止めるしか無いよ。

辛い、辛いけど、やっぱり前を向かなきゃ、生きていかなきゃ。

 

辛い時に食べても美味しいものは美味しい。

味は若干、しないけど、それでも美味しい。

今の状態を維持するためにも、頑張って食べて、寝ておくぞ。

 

今日も読んで下さり、ありがとうございます。