こんにちは。
空町ふゆこです。
先延ばし癖のある私にとって、「なるほど、仕事のできる人はこういう思考なのか!」と刺激を受けたことがありました。
その方に私はある依頼をしたんです。
その依頼は、その方にとって今までやってきたことのないこと。
それは私も承知でした。
しかし、その方ならやれる、と信じていましたし、その方にやっていただきたい、という思いもあったので、思い切って依頼したのでした。
そしたら、
「私はこの手のことは苦手ではあるけれど、こを私に持ってきてくださったことが私にとって名誉だし、何よりあなたの依頼だから、喜んでお引き受けします。」
との回答をいただきました。
ただ、依頼内容はその方にとって本当に、コンプレックスを感じているほど苦手なことなんだそうです
。
自分にやれるだろうか、自分の不出来さで迷惑をかけないだろうか。
そんな思いが逡巡したそうですが、ある日きっぱりと
「腹をくくりました。●月中に仕上げて送ります。いくら期限を延ばしても無駄なこと。これは時間があれば良いものができるというものでもない。私の能力の問題だから、自分で締め切りを決めてやり遂げます。ただし、出来上がったものが稚拙だと判断したら、廃棄してくださって全くかまいません。」
とのご連絡。
潔いのです。とにかく。
その潔さが切れ味となって、時には人から「冷淡」と評されたりする方なのですが、腹をくくる強さ、その一方で悩み抜かれる人間らしさ。それを持ち合わせている方。
私は、仕事においてはこのような姿勢はとても大事だと思っており、だからこそ大事なことは依頼できる、と信頼を持っています。
それにしても
「いくら時間を延ばしても無駄なこと」
と言い切るあたり、本当に羨ましい
。
私も自分にそう言える人になりたい。
そして、いろいろなタイプの方に出会え、それぞれから学べる人生に心から感謝しております
。