こんにちは。
空町ふゆこです。
昨日は雪、降りましたねー。
みなさんは雪の影響、いかがでしたか?
今朝はテレビで、雪による交通への影響をさかんに伝えています。
起きたばかりで、ぼーっとした頭で
聞いていたら、「もののとらえかた」について象徴的な違いだなあ、と思うシーンがありました。
高速道路リムジンバスが5時間ほど立ち往生。
やがてバスを降りて自力で歩いていく乗客。
その中の1人の男性は
「5時間ほどいましたが、自己責任で降りました。車内は冷静でしたよ。暖かいし、トイレはあるし、で恵まれていたと思いますよ」
もう1人の方は、
「情報が入って来ない、どうなるのかもわからない。怖かった。」
とおっしゃっていました。
おふたりとも全く同じことに遭遇し、全く同じ場所で同じ時間を過ごし、同じ行動への決断をした。
でも、その自分が遭遇した5時間へのとらえかたが対照的です。
2人とも自分の感じたままを話されていて、どちらもその通りなんだと思います。
前者の男性は「今」自分がそこにある環境のメリットを取り出し、状況は不運ではあったけれど、置かれている環境は「良い」と思うことで気持ちに余裕をもたらし、降りて歩く、という行動を自分で決めた。「自己責任で降りました」との発言は、そういうプロセスからなのではないかと思いました。
後者の方は、ごく自然な受けとめ方を語っておられたと思います。この方の発言から、他の乗客でもたくさんの方が「怖い」と思われたんだろうなあと想像ができます。
雪降る夜のバスの中での5時間。
怖い思いと不安が乗客に広がる。
その時、自分のとらえが自分の感情に焦点化してしまうのか、それとも、いったん周りを見回し、乗客全体としては冷静であることを確認し、その後、しばらくの時間ここでこのまま過ごすに値する環境として「今」はどうか?を判断することで「悪くない」と安心して過ごすのか。
大きな違いですね。
私だったらどうだろう?
とても前者の方のような余裕なありかたができそうには思えないです
が、学ぶことができるか。
感情にフォーカスして、自分をどんどん不安にするより、ひとまず感情を置いといて、現実としての「悪くない」ことを確認して安心をみつけ、次の行動を作り出せるゆとりを自分に芽生えさせたいっておもいました。