こんにちは。
空町ふゆこです。
自分の仕事に慣れてきて、できるようになって、それをもっと良いものにしたい、という気持ちができてきた時に必要なのが「削ぎ落とす」ということ。
一見、逆のように聞こえるかもしれません。
仕事の幅が広がり、余裕ができてくれば、いろんなエッセンスをプラスしていける![]()
そんなふうに思いますよね
。
確かに、質的に豊にしていきたいわけですが、その際に私は「削ぎ落とす」作業が必要だなあとよく思います。
ここで大事なことを伝えなければならない。
相手に理解しやすいように説明したい。
そういった局面では「あれも、これも伝えたい」という思いと緊張があいまって、ついつい多くの言葉をくっつけてしまいがちです。
でもそれって、実は逆効果。
聴き手にとっては「??」なんですね。
「で、結局何を言いたの?」
「時間がないんだけどな、本題にはいつ入るのかな」
「あなたがそうとう思い入れがあるのはわかったけれど・・・で?」
という気持ちを抱かせ、笑顔でうなづいてくれてていても、心が離れて行ってしまっているかもしれません。
大事なことを伝えたい時、余計なことは削ぎます。
例えば、こんな点をチェック![]()
・それは必要な前置きなのか?
(自分のための前置き?相手のため?→自分のための前置きだと相手は察知します)
・それって、私がそう感じるだけだけ?事実?
(憶測と事実→区別しないと事実がわからなくなります)
・誰がいつ言ったことだっけ?
(時系列、言動の主体→あやふやなまま羅列すると、架空の物語を作ってしまっていることになります)
・丁寧さを心がけているつもりだけど、それってどうしたいのか伝わっている?
(謙虚さと誠実さは似ているけどちょっと違います→誠実さは率直さを伴います)
シンプルに伝えることは、ぶしつけな言い方をする、ということではないんですね。
真剣に、誠実に、シンプルに相手に伝える。
そこには削ぎ落としたからこその率直さと、削ぎ落とすことに勇気を出した後の、話しての潔さ
が漂い、聴き手に大きな印象を与えます。
勇気がいる、この「削ぎ落とす」作業。
慣れたら出来るようになりますよ。
やってみてくださいね。