大阪にやってまいりました。

 

関西というだけでドキドキしてしまうのはなぜなのか(笑)。

『こ、子どもも関西弁しゃべってるっ(;゜0゜)」

とか、変なところに驚いたりしております(笑)。

 

三十年以上、細おくつながってくれている、高校時代の友達と会いました。

お互い顔形ではもはや判別不能だろうと思い、

自分のカバンや服装の詳細を事前に連絡しておいて、つかまえてもらいました。

 

高校のころよりも、お互いいろんなことを経ての今のほうが

まろやかでしっとりとした話しができて、友情というのは熟成されるのだなあと思いました。

 

ご家族のことである悩みがある彼女。

じっくり聴いているつもりなのに、私ったら途中で教科書通りのアドバイスをしてしまっている。

温和な彼女の顔が一瞬曇りました。

 

まるで、そんなのわかってる。

わかってるけど、じゃあ、どうしたらいいの?

 

まるで、そんなふうに言ってるかのような。

 

ハッとしました。

いくら勉強して知識を持っていても、

テクニック的にはこうだ、と自負できるものがあっても、

一番大事なのは、その人の今持っている、どうしようもない苦悩を

誠実に聴く、ということから離れてはいけないんですよね。

 

彼女はとても朗らかで良い人ですが、良い人でありすぎて本音はなかなか他人に言わないそう。

せっかく言ってくれた彼女の本音を、私はうまく受け取れたのだろうか。

 

聴く、ということは、いまさらながら「難しいなあ」と痛感しました。

 

彼女は私が一時期位どん底だったとき、遠くから駆けつけてくれた人。

あのころ、どんな思いで駆けつけてくれたんだろう。

今の私は、その何分の一かでも、彼女の力になれるのだろうか。

いや、力になりたいな、と思った一日でした。