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昨日の緊急集会&デモに参加して考えたこと

昨日、うちの大学で以下の緊急討論会があり、出席しました。

東京外国語大学有志による緊急討論会
『安保法制と民主主義-世界の中で考える』

日時:本日13時半~15時半
場所:東京外国語大学 府中キャンパス 研究講義棟109教室
〔プログラム予定〕 13:30~15:30
① 声明文のもと賛同のみなさんといま行動すること
   橋本雄一、中野敏男、金富子
② 安保法制の問題点・・・世界の紛争の現実から
   伊勢崎賢治(予定)
③ 安保法制に反対しているさまざまな動き
  「安全保障関連法案に反対する学者の会 ……中山智香子
   SEALDsの外大生    ……  港 那央(本学学部生)
④ 世界の民主行動の現在を学ぼう
  ・香港から  ……「雨傘革命」って何?  倉田明子
  ・大陸中国から……人びとのいま      橋本雄一
  ・韓国から  ……「ろうそくデモ」の広がり 金富子
  
⑤ 質疑応答&フリートーク
<国会包囲行動.docx><国会包囲行動.jpg>

あわてて直前にブログで告知したんですが、事前にお知らせできなくて残念でした。
紛争と平和の専門家である伊勢崎先生の理論的整理の後、学者の会の動き、SEALDsに参加する学生の話、香港や中国を研究する先生方からそれぞれの民主主義の動きについて話がありました。
パレスチナに留学経験のある学生がコメントを寄せたり、世界中とつながっている外大の特色を活かしたいい企画でした。今後も継続して、いろいろな企画をしていくとのことなので、随時宣伝したいと思います。

伊勢崎先生の話は「これ、長丁場になりますから、まず冷静になりましょう。」という一言から始まりました。結局どこにせよ政党に心を許して丸投げしてはいけない、私たち一人一人がちゃんと学んでリテラシーをあげて政治の動きをチェックしていくしかないのだという意見に大きくうなづきました。

国連の枠組みの中での法整備の話は、かなり複雑だったので、あらためて伊勢崎先生の話を聞く機会があるといいと思います。

日本が外部に軍隊を出す可能性は次の3パターンに整理できるそうです。
(1)PKO、(2)非国連総括型、(3)周辺事態(中国の脅威?)
そのうちPKOではすでに自衛隊が南スーダンに派遣されています。
今は(3)の周辺事態に対応することを論拠として、戦争法案が進められているけれど、なぜならPKOは陸軍の領域で、それほど経済的インパクトがない。それに対して、対中国という名目で「防衛産業」が活性化できると、空・海軍が中心になるので、もっと巨額のお金が動くわけですね。
そのため、政府は中国の脅威をあおっていて、それをマスコミが後押ししている。でも本当はどうなのか?強行採決を決行しなければいけないほど切羽詰まっているのか?それはむしろ日本の産業界の焦りなのかもしれないと思いました。

ちょうど、経団連が「国家戦略として軍事産業を推進すべき」という提言を出したというニュースを目にしたばかりで、腹が立って仕方がなかったのですが、今回の伊勢崎先生のお話の中で、そうした一連の産業界の動きと今回の安保法制のなりふり構わない強行採決への動きとの関連がなんとなく見えた気がしました。

たぶん、この動きは3.11の福島の原発事故の後からずっとつながっているのだと思います。東芝がこともあろうに、帳簿を不正に書き換えた事件は象徴的です。原発関連産業は本当にどんずまっているのでしょう。廃炉と核廃棄物の処理の問題を抱えて、再稼働もままならない状況は、根本からこれまでの日本の産業構造自体が変わっていることを示しています。

そうしたらもう軍事産業に手を出すしかない。

どういう論理で今、世の中が動こうとしているのはなんとなくわかりました。

でも、私としては、それでも人殺しの道具を作って、経済活性化させることには当然ながら反対です。これまで原発関連で一部の人たちがウホウホ儲かっていたこと自体が間違いだったと腹をくくって、貧しくなっても別の道を探しましょう。

今できることを考えて、まず、私が使っているメガバンクの口座を一つ解約することにしました。そこは原発と軍事産業にずいぶんコミットしていますから。
で、城南信用金庫に引っ越します。私の預金なんて微々たるものですが、意志をもってお金の行先を管理することも、社会を変える一つのきっかけになるかもしれません。

昨日は、そのあとデモ友数人と21時ごろまで国会前で座っていました。
ここではとてもよくマイクが整備されていて、野党の人たち、大学の先生、SEALDsのメンバーなど、いろいろな人たちのスピーチがかなりクリアに聞けました。

あらゆる世代の人たちが、一人一人の意志で雨の中集まっている光景は圧巻でした。
お任せポンだった日本の政治の風景が、歴史的に変わっています。

本当に「長丁場」になりそうです。




今から!『安保法制と民主主義-緊急討論会』in 東京外国語大学109教室


これからスタートです。

東京外国語大学有志による緊急討論会
『安保法制と民主主義-世界の中で考える』

日時:本日13時半~15時半
場所:東京外国語大学 府中キャンパス 研究講義棟109教室
〔プログラム予定〕 13:30~15:30
① 声明文のもと賛同のみなさんといま行動すること
   橋本雄一、中野敏男、金富子
② 安保法制の問題点・・・世界の紛争の現実から
   伊勢崎賢治(予定)
③ 安保法制に反対しているさまざまな動き
  「安全保障関連法案に反対する学者の会 ……中山智香子
   SEALDsの外大生    ……  港 那央(本学学部生)
④ 世界の民主行動の現在を学ぼう
  ・香港から  ……「雨傘革命」って何?  倉田明子
  ・大陸中国から……人びとのいま      橋本雄一
  ・韓国から  ……「ろうそくデモ」の広がり 金富子
  
⑤ 質疑応答&フリートーク
<国会包囲行動.docx><国会包囲行動.jpg>

自分用のおみやげ

あっという間のタンザニア滞在でした。
帰国後、さっそく荷ほどき&調査の整理&掃除をやっています。

こちらはドドマの市場で見つけたフィンガーミレット(シコクビエ)の粉1㎏。



タンザニアの主食は、いつの間にかトウモロコシのウガリに席巻されてしまいましたが、ドドマのような半乾燥地では、かつてはチャドのようにミレットやソルガムが主食として栽培されていました。実際、初めてドドマに行ったとき、こんなに降水量が少ないのに何でわざわざトウモロコシを作るのか、不思議に思ったものです。あとで地下水の存在を知って、ドドマでもトウモロコシができる秘密が分かりました。

一昔前、真っ白いトウモロコシの粉はみんなの憧れだったのですが、今は製粉しすぎたもの(Senbe)より、全粒粉(Dona)のほうが健康にいいとのことで、街のレストランでもウガリの種類を選べるようになりました。

それに伴って、かつては貧乏の象徴だったミレットやソルガムなどが健康志向の強い社会層を中心に復活しつつあるのだそうです。なんだか日本の白米と雑穀ブームのようです。面白いですね。

フィンガーミレットはチャドの南部でよく食べていた懐かしい穀物です。この粉で、チャドの主食ブル(la boule)を作ろうと目論んでおります。ボコハラムのバカヤローのせいでしばらく戻れそうもないので、とりあえず食べ物で代替します。ねばねば圏の料理なので、もちろんオクラ&トマトソースも作ります。









マイクロファイナンスのグループを訪問

そろそろ帰国の時期が近づいてきました。
ダルエスに戻って、これまでの調査の整理中です。

さて、今回の調査の目玉は、以前調査に協力してもらったある村のマイクロファイナンスのグループを2年ぶりに訪問したことです。

以前は30近くあったグループが10組に減っていましたが、生き残っているところは、参加者が長く継続できるように内規の内容を微調整するなど、それなりに工夫をしていました。



このグループは、初めて共同事業としてこの5月に養鶏をスタート。
ところがかなり初期投資したのに、売れなくて困っているとのこと。
久しぶりにお邪魔したら、ニワトリ問題を話し合うミーティングでした。



そんな気はしていたんですが、強い勧め?で、私も一羽買うことになりました。
ああ、飛んで火にいる夏の虫。でも、思いがけずおいしいニワトリを調査チームのみなさんにふるまうことができたので良しとします(笑)。

ですが、メンバーの方々、共同事業の持続可能性は要検討ですぞ。

家畜市(Mnada)

ドドマ北東部で巨大な家畜市に遭遇しました。スワヒリ語では家畜市のことをムナーダと言います。
近隣では一番大きいのだそうです。各地から牛やヤギ、ヒツジなどの家畜の売買のためにこの市場に大勢の人がやってきます。直接ダルエスサラームなど大都市に売るほか、東に行くほどムナーダでの牛の販売価格が上がるので、ここで安く仕入れた牛をさらに別のムナーダに持って行って売るらしいです。



牧畜民の家畜売買のコーナーのほかに、家畜用の薬品、古着、携帯電話、食料品、食器、古タイヤ製のサンダルなど、ありとあらゆるものが売られています。



家畜用の薬屋さん。



青空いっぱいの古着と布地。ミシンを持ち込んでいる仕立て屋さんもいました。



なんと、農村部で大流行のソーラーパネル。都市で停電が深刻でも農村部の自家発電はどんどん進んでます。本物のスマートグリッドはアフリカの田舎から!?私も1枚ほしかったのですが、「何もここで買わなくても。」と周りに諭されました。たしかにね。

この市は毎月1回、最終水曜日に開かれるので、1か月弱しか滞在しない私にはとてもラッキーなタイミングでした。

ムナーダの目玉は、その場で屠畜した肉のバーベキューです。自分で牛、羊、ヤギなどの肉の種類と部位を指をさして選んで、焼いてもらいます。そしてテントの下のテーブルに陣取って、飲み物を注文してひたすら肉を食べるのです。個人的にはヤギ肉が好き。そんなに量は食べられないんですけどね。



それにしても、大事な家畜の売買の写真を撮り忘れました。焼肉の写真ばっかりで…反省。