この度の地震に被災された方々および猫ちゃんたちに心よりお見舞い申し上げます。
私たちはちょうど手術中に被災しましたが、
幸い開腹前でしたので、中止し、安全に麻酔から覚醒させることが出来ました。
ただ、ものすごく揺れましたので、
動き出した重い手術台を院長が抑え、
私は麻酔器や無影灯を抑えてふんばることしか出来ませんでした。
幸いにもスタッフ一同無事でした。
地震後、パニックになってしまった猫ちゃんやショックから立ち直れない猫ちゃん、
脱走してしまった猫ちゃんやお食餌を受け付けなくなってしまった猫ちゃん、
そして心配されている飼い主様達がたくさん来院されました。
猫ちゃんのキャラクターにもよりますが、
とっても繊細な猫ちゃんたちには大きなトラウマが出来てしまった可能性があります。
今までの生活へ完全に戻れるようになるまでには長い時間が必要なこともあります。
まだまだ余震もあり、決して安心な状況ではないかもしれません。
それでも飼い主様が猫ちゃんたちのそばに居てあげること、
優しく声を掛けてあげること、膝の上に抱いてあげること、
猫ちゃんが感じている不安な要素をひとつひとつ取り除いてあげることを
焦らず続けて頂くことが大切なのだと思います。
私自身も何か出来ることはないかと考え、休診日に献血して来ました。
ささやかでも行動することに意味が有ると信じています。
日本の明るい未来に祈りを込めて…