先日30代半ばの誕生日を迎えました。
ちょうどその頃、Preciousという、
40代キャリア向け雑誌を初めて読んで、ハッとした事があります。
日ごろはキャリア系のDomaniとか主婦系のVERYとか、
年齢的に等身大の雑誌ばかりを読んでいましたが、
ターゲットが10歳近く上の雑誌を見て勉強になる事がいっぱい。
たまたま、
「40代のキャリア」という特集があって、
今活躍されている何人もの女性がたくさん登場していましたが、
皆さん40代後半~50代。
私より15歳前後年上です。
今は企業の代表として、
或いは、上場企業の役員クラスとして笑顔でご自分のキャリアを話してましたが、
ふと家族構成を見ると、半分位の方がお子さんがいらっしゃる。
今までお会いした方や雑誌で見た人の印象では、
40代半ば以降のキャリアの方は、
お子さんがいない方が多かったのに。
その記事を読んでて思ったんです。
今は笑って「キャリア成功組」として話をしているけれど、
今よりさらに子持ち女に厳しかった時代、
きっとこの人たちの30代も、相当辛酸を舐めたに違いない、と。
私も含めて、
今30代で子どもが居ながら仕事を続けている人の中で、
特に「キャリアを積んでいきたい」と思っている人ならば、
働き方、仕事内容含め、100%満足出来てる人ってほぼ皆無だと思う。
みんな、
子どもが小さい事での時間的拘束も大きく、
実際、物理的に「男性と同じように働けます」なんて事は無理。
色々な事に折り合いをつけ、
自分に納得させながら進んでいると思います。
と言うか、子どもが小さい現状、そうするしか無いし。
働く友達との会話でいっつも上がるのが、
「小学校に行ったら働き方どうする?」
「次は派遣で探す?社員で探す?」
「いつまで時短を使う?」
という事。
常に子どもの様子をにらみながら、どうにかキャリアアップを、と、
臨機応変に自分の働き方を微調整している。
でも、
この30代を、こうやって試行錯誤したり悔しい思いをしながらでも、
どうにか辞めずに耐え抜く事で、
この雑誌の様に50歳前後で笑ってられるんじゃ無いか、と思いました。
つまり、30代は修行、と認定。
今、
とか、
数年、
っていうスパンで物事を考えようとすると、
小学校の壁やら、次の出産やらでお先真っ暗な気分になりますが、
目標を「40代後半で笑ってる」というところに構えたら、
ずいぶん気持ちも楽になる。
忘れちゃいけないのは、
50歳で笑うためには、45歳から頑張れば良いんじゃなく、
そこまで地道に地道に、努力を重ねていかなきゃいけない。
色々な雑誌を見てて思いますが、
例えばVERYなんかは「いかにhappyな奥様か」って事が最重要で、
「仕事」なんて事はほぼ話題にも上がりませんが、
一つ年代が上がったSTORYを見ると、
モデルの半分も離婚経験者だし、
急に、読者も「働いている」事が素敵、みたいになっている。
つまり、
今VERYを見てVERY的生活だけを楽しんでいたら、
STORY世代になった時に、STORYが推奨する様な、
家でも外でも輝く40代、になんてなれっこない。
今の私の状況は、
子どもの送り迎えに振り回されて思うように仕事も出来ず、
「働く人」がほぼ皆無な環境に違和感&ストレスを感じ、
将来から見ると、「サイテーな暗黒期」だと思います。
でも、
例えば30で子どもを産んで10年経てば、子どもはもう10歳。
その10年にしっかり基礎を積んでいれば、
そこから本格的にキャリアをまた積みなおしても、
50で笑う事は十分出来る様な気がします。
今月号のPreciousも、「5年後の自分は?」というコーナーがあり、
40歳前後の人たちが5年後の自分を語っている。
目標に到達するには、必ずそこまで道のりを
戦略的に考えなきゃいけないわけで、
今40歳前後の人の課題、現状を知るってのは、
将来設計のための、すごい手がかりになる。
実際に参考に出来る方が身近になかなかいないので、
かなりPreciousが、役立っています。
頑張れ、30代のWM!