こんにちは
Sora English Schoolの中川淳子です。
さて、子供の英単語帳を見ると「excuse me」=「すい(み)ません🙇」
だとか「失礼します」なんて意味が書いてあります。
そのことで少し、今から考えるとなかなか恥ずかしい失敗をしたこと
を思い出しました。
日本では、お店などで店員が誰もいない場合、それなりの大きな声で
「すいませーん」なんて言ったりしますよね。
おんなじ調子でも海外でやっちゃったんです。
「Excu〜se me〜」って。
当時、スロバキア出身の先生とお店に入ったのですが、その先生は私の
奇声に、かなり焦っていたのと「あんた、何言ってんの」みたいな
顔をされたの鮮明に覚えています。
まあ当の本人(自分のことですが)は、その時、先生がなぜそんなに焦ってたのか全く理解して
していなかったのですが…
日本語による「すい(み)ません」を国語辞典で調べてみると、以下のような
ことが書かれてあります。
“①お詫びや、お礼を言う時のことば“
“②何かたのんだり、たずねたりするときのあいさつの言葉“
とあります。
英語においては、まずお礼として使う言葉ではありません。
「手伝ってくれて、すいません」
というの「すいません」は日本語では感謝の意を大いに表していますが、
これを英語で
Excuse me for helping me.
なんて言ったら、かなり違和感があります
日本語に訳すとすれば、「手伝ってくれて、すいません」というより
「手伝ってくれて、許してください」
ってかなりですよね。
国語辞典の“②何かたのんだり、たずねたりするときのあいさつの言葉“
は、英語でもそのような意味で使いますが、
Excuse meというのは、「お詫び、軽い謝罪」的な意味が多分に
含まれています。
ですので、お店で`Excuse me!! `と叫ぶのは、
店内で何も失礼なことをしていないのに、
お詫びをしている、おまけにお詫びをしているにもかかわらず叫んでいる
というかなり不思議な現象が先生の顔に現れたのだと思います
ただ日本語では、「お忙しいのに、呼び止めてすいません」という
お詫び的な意味あいもあるのかもしれませんが、欧米ではそのような感覚で
店員さんを呼ぶということがないのでしょう。
ちなみには、欧米ではレストランなどでが、店員さんを呼ぶというよりは、
店員さんがオーダーを聞きに来るまで待つというスタイルでも
あります。
Excuse meにはお気をつけて