お釈迦様のお話しの伝え手　渋谷規子です。

もう５年以上お世話になっている病院の

理学療法士Ｓさん

共働きの奥様と３歳と０歳の２児のパパ

最近親の敷地の横に家を建てて幸せそう

いつもはお子さんの成長ぶりを嬉しそうに

話してくれるのに今回はめずらしくお悩み相談

最近、奥さんとＳさんのお母さんの

折り合いが悪いとのこと。

ある日、お子さんを寝かしつける時間に

義母がやってきた

歩いて30秒のところに住んでいるので

何か渡したいものがあったよう

子どもは、おばあちゃんが来たから大喜び

おばあちゃんが帰ってからも寝ようとしない

生活のリズムを大切にしている奥さんは

「どうして子どもを寝かす時間を

知っているはずなのにやって来るのか」と

つい義母に言ってしまったそう

お菓子はなるべく食べさせないように

と言ってあるのに、お迎えに行ったあとに

すぐおやつを与える・・・

いろいろ鬱憤がたまっていたのか

Ｓさんの親や親せきのグループＬＩＮＥを

見てしまったそうで

「あなたも義姉もみんなお母さんの味方で

みんなから私だけが悪者になっている気がする」

と泣かれたとのこと。

Ｓさんは、自分の親なので大切にするのは

当たり前で、でも奥さんもとても大切にしている

自分の親だしいろいろ頼ることも多いので

もう少しうまくやってくれたらと思う。

それに勝手に人の携帯を見るのはどうかと思う。

親は親で、Ｓさんに

「あんな言い方をしたのに、翌日には

お迎えをお願いしますと平気いう嫁の神経がわからない」

と間に挟まってちょっと困っている様子でした。

これって誰が悪いというわけではなく

誰もが自分が正しいと思っているということ。

仏教では、

正義の反対はもうひとつの正義

と学びます。

奥さんにしたら、

毎日規則正しい生活をしているのに

子どもが寝る時間に来るのは間違っている

決まった時間以外におやつを与えるのは

相手が間違っている

Sさんも、

結婚したら自分の親とうまくやるのが当たり前

人の携帯を見るのは間違っている

義母も、

可愛い孫なんだからおやつをあげたいと

思うのは当然のこと

みんな自分の正義を振りかざして

相手が悪だ

相手が間違っていると思ってしまっているので

腹が立つ

そうではなく、

相手も同じで自分の思い、考えが正しいと

思っているんだ

とまず知ることが大切。

それだけでも怒りを止めることができます。

正しさを追求したら戦いしか生みません。

正しさ　vs　正しさ　　＝　戦い

正しさではなく優しさを追求する

そうすると慈悲の心が生まれます。

優しさ　vs　優しさ　＝慈悲

正しい言葉を探すのではなく

優しい言葉を探したいですね

「いつもありがとう」

人は正しさに動かされるものではなく

優しさに心動かされるもの

Ｓさんも、「今日帰ったら

奥さんに優しい言葉をかけるようにします」

と言われていました。

正しさの押し売りには気をつけたいですね

逆視道では、怒りを感謝に変える方法、心の構造…

人生を変えるヒントをたくさん学べます。

逆視道協会「心の学び　逆視道　すべての答えがここにある」逆視道協会のサイトです。

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