まず、一発目にご紹介するのがレイジングスピリッツです。東京ディズニーリゾート内で唯一360°ループするジェットコースター。ロストリバーデルタ奥深くで発見された古代の遺跡。そこには、火の神(イクチュラコアトル)と水の神(アクトゥリクトゥリ)の石像が祀られている。昔からここでは儀式が行われており、その儀式によって自然災害(火事関係、水害)を防いでいたらしい。そんなことが発掘されていくうちにわかっていった。あるとき、発掘チームは「2体の神々の石像は向かい合わせになっていたのでは?」と推測し、向かい合わせてみることに。一方、文献解読チームは2つの石像を向かい合わせてはいけないという文章をみつけ、すぐさま発掘チームに連絡したが、時すでに遅し。神々は怒り狂い、石像の口から水が溢れだし、一部では火の手があがり、ついには発掘用のレールを360°ループさせてしまう。その一件以来、発掘調査は中止されているが、なぜかそのまま一般公開されてしまう(なんで一般公開した? そんな危険な状態でするなよ とツッコめたりもする内容)。これがこのアトラクションのストーリー。


しかし、このアトラクションはなかなかいいセンスをしていると思う。ディズニーのアトラクションといえば室内が多かったりしますよね。それこそ、隣にあるインディジョーンズアドベンチャーや、タワーオブテラー、センターオブジアース。スペースマウンテンにスプラッシュマウンテン。このアトラクションの場合は室内じゃない。たしかにビッグサンダーマウンテンは屋外だけど、岩山で結構レールが見えない部分も多い。しかしこのアトラクションには岩山なんて出てこない。



こうやってみただけでは何が起きているのかがわからない。たしかに上の方にレールは見えるけど、肝心の360°ループは見えない。基本的に正面側からは見えないようになっている。実は乗っていてもどこにあるのかアンマリわかんなかったりもする(僕だけ?)。しかも直前大きく左向きに旋回しながらループに入るけど、ループの下の方は蒸気に隠されていて、一瞬視界が真っ白になる。そのままぐるっと1回転、わけもわからずにね。

で、そのあと旋回やらなんやらを繰返し、ムワッとした蒸気のなかに突っ込んでおしまい。まぁ、決して超人気になるようなアトラクションではないとはファンながらも思うけど、このアトラクションのセンスは他のアトラクションに比べていいと思う(少なからずトイストーリーマニアよりはいいと思ってる)。


まぁ、そんな感じかな




(ディズニーシーHPより)