どーもー

そらです。

今回は「can」という(法)助動詞ってやつをやってみようと思います。(  )の中の「法」って何かっていうと「mood(ムード)」という意味で、「気分」のことです(仮定法の法も同じ)。


さて、今回はまたフレーズのみ扱いますが、2曲やってみましょう。


Lyrics(歌詞)
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

①   I can show you the world.
(A whole new world  / Araddin)

②   Can't it hold back anymore.
(Let it go / Frozen)

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー




「can」といえば「できる」だと思っている人が多いですよね。でも、実はいろんな意味(気分)を使えるヤツなんです。

で、「can」で覚えておきたいのは「potential(潜在性)」という大まかなイメージ。

潜在性(ポテンシャル)なわけですから、できるという意味にもなります。

★「(やろうと思えば)~できる」
←能力/状況・許可
※「今ココで実際にやれるかはわかんないけどね」というニュアンスを含んでいます、やろうと思えば だから。
・「Can I ~ ?」「Could I ~ ?」→「~してもいいですか?」

★「~の可能性がある」
・Can it be true?
→それはホントなの?(ホントの可能性はあるの?)=言ってる人は可能性が低い(なし)と思ってる
※cannot=可能性がゼロ


※ここからはちょっと文法的になりますが、★(上)の場合、「~」が基本的に動作、★(下)の場合は、「~」が基本的に状態です。あくまで、基本的になので、そうならない時もあるよ(状態とは「~している」系のもの。「持っている」とか「いる」とか)。



それを考慮すると、

①の後ろにあるのはshow「見せる」なので、動作。②はhold「持つ」なので、こちらも動作。つまり、今回は両方とも「できる」としておけばOK。

showは「ー show ~ …」という形で、「ーが~に…を見せる」という訳し方をします(これがいわゆる文型ってやつです)。なので、「私はアナタに世界を見せることができる」となるわけです。

歌っているのはアラジンなので、アナタはジャスミン。そこで、「僕は君に世界を見せられるんだ」としておきましょう。

ちなみに、どんな世界なのかは、次のフレーズにかいてありますが、今回は割愛します。


②に移ります。

Can't hold it back anymore

ですが、先程holdを「持つ」って書きましたが、いろいろつかえるんです。「持つ」→「持ち続ける」→「保持する」。

holdは「hold + 名詞 + 形容詞」で、「名詞を形容詞の状態に保持する(保つ)」という形があります。この文のbackは「昔の」という形容詞(背中とか後ろとか、戻るでわありません。まちがっても過去には戻らないように。会社違うからねw)。

それを踏まえると、「itを昔の状態に保つことはできない」となります。ちなみに、最後のanymoreは「今では」という単語なので一番前にいれましょう。すると、「今では、itを昔の状態に保つことはできない」となります。

この場合、itはサビのLet it goと関係があります。Let it goとは「ありのままの自分を解放する」こと。つまり、itは「解放された自分」。

これを考慮すると、

「今となっては自分を(さらけ出しちゃったから)元に(解放する前に)戻すのはムリよ」

となるわけです。



さて、今回はちょっと難しかったかもしれませんね。でも、助動詞はフィーリングを伝えるためには大切な存在です。すこしでもわかってもらえれば幸いです。



(助動詞とは関係ないけど)

To test the limit and brake through.
「限界に挑み越えていけ」
(Let it go/frozen)

そら