以前にも書きましたが、ストームライダーに関するお話をもう一度していきたいと思います。

ストームライダーがクローズし、ニモ関連のアトラクションが導入されることは以前の通りです。たしかに、思い入れも強いし、好きなアトラクションだし、面白いしと、僕も反対といえば反対派。でも、逆にディズニー及びオリエンタルランドはなぜここに導入することを考えたんでしょうか。

今回はそこを考えていきたいとおもいます。



ディズニー映画及びピクサー映画で海といえば?

まぁ、思い浮かぶとすれば「リトルマーメイド」とか「ファインディングニモ」あたりではないでしょうか(大昔の「海底二万マイル」はあまり知らない人も多いはず。小説なんかの方が有名だし)。

おそらく、ディズニーやオリエンタルランドもそう考えており「ディズニーシー」という「海」をテーマにしたところにはいれたかったはずです。そこで、リトルマーメイドはエリアを導入したんでしょう。ニモはというと、公開とパーク開園が同時期のため、入れなかったわけです。のちに、外国のパークでニモのアトラクションが開発されていきます。カリフォルニアでは、潜水艇に乗っていくアトラクション。フロリダにはオムニムーバー(ホーンテッドマンションと同じシステムの乗り物)を採用したアトラクション。パリには日本でも人気のクラッシュのジェットコースターを導入しました。海と言ってるからにはいれたかったはず。そこで、タートルトークをまず採用したのでしょう。

思いの外(テレビなんかでの評判もあり)好評だったので、ついに本腰をいれることにしたのでしょう。なんで本腰を入れる必要があるかというと、あの映画は子供でも楽しめます。怖いシーンはなくはないでしょう(サメよりもチョウチンアンコウの方が怖いよねぇ 的な)。ということは集客率アップも期待できる。しかし場所がない。タートルトークも同様だったはず。たしかにハイドロフォンは問題なくても、時代設定はおかしい(1世紀も違うからね)し、場所の設定もおかしい(アメリカンウォーターフロントにあるが、ホントは南半球だからね)。

それを考慮すると、場所と時代設定はどうしようもできない。でも、場所ならどうにかなるかも、と考えたのでしょう。それがポートディスカバリーだったんでしょうね。他のエリアよりもストーリーに応用が聞きます。なぜって? だって、科学技術の進化により気象をコントロールできるようになったんだから。ということは、大気中のことは問題ない。だから、海中(水中)に移せばいいって。しかも、エレクトリックレールウェイの絵には水中の町並みも描かれている。

おそらくその辺りも考慮したのかもしれない(まぁ、他のエリアは個性が強すぎてニモを入れられないからここになったと思うけどねw)。


でも、考えてみてください。

人気があろうとなかろうと、常に新しいアトラクションが導入されているディズニーパーク。それはウォルトの「イマジネーションがある限り、ディズニーランドは完成しない」というこのフレーズからですよね。一番イマジネーションについてわかっている(と思ってるんですが)ウォルト・ディズニーがそういってるんだから、それでいいのではないでしょうか。

ディズニーのアトラクションを制作しているのは「ウォルト・ディズニー・イマジニアリング」のイマジニアのみなさん。彼らはウォルトの意思を引き継いだ人達。彼らが約15年前に制作してくれたストームライダーは今でも人気のアトラクションです。それがなくなるのを悲しむ人がたくさんいるアトラクションです(必ず悲しむ人はいます。でもビジョナリアムやミートザワールドに比べたらかなり多いはず)。それくらい素晴らしいアトラクションを作ってくれました。内容変更を一回もせずに来ているのは人気の証(個人的にはキャプテンスコット目線の方もあるとよかったけどね)。そんなプロの彼らが新しいアトラクションを作ろうとしているのだから、これも素晴らしいアトラクションになるはず。

事実、たしかに時間軸が違うと言われているトイ・ストーリーマニアやタートルトークだって今では人気アトラクション(トイストーリーマニアなんて、オープン初日はエライ混雑だったし)。

だからこそ、そんなニモのアトラクションに期待しようとおもいます。

おそらく、ストームライダーのあの音楽はたぶんビジョナリアム同様ポートディスカバリーで流れるとおもいます(流してw)(ビジョナリアムの音楽はトゥモローランドでたまに流れています)。



それから、ディズニーシーは大人向けとよく言われます。だからといって、子供向けじゃないというわけでもないはず。ストームライダーはパニック系アトラクションだから子供向けとはいえない(事実苦手な大学生を知ってるので)。

大人向けとはいってもあくまでもディズニーパーク。ディズニー関係のアトラクションができるのは当然。何ら不思議ではないはず。



そんな常に進化し続ける東京ディズニーリゾートを今後も訪れたいし、研究していきたいと思います。




そら  over


じゃぁな‼