仕事中もそらのことを思い出し、涙が溢れ出す。
私はまだこの病気と向き合うだけで精一杯で、考えるだけで胸がいっぱいになってしまう。

前の記事にも書いたように、
そらの左前脚の関節が変?と思うようになったのは、うちに来てすぐのこと。
うちはアニコムという保険に入っていて、
その保険証にそらの小さい時の写真が載っているけれど、その時から左前脚がグニャってしてた。
=その写真を撮ったペットショップの人は見て見ぬふりをしてた。

でも良かった、うちに来て。
あのまま売れずにペットショップにいたら殺処分されていたかも知れないし、
心無い人に飼われていたら、病気が分かった時点で要らない!と言われてしまったかも知れない。
だからうちで飼って本当に良かった。

ちなみにその左前脚はこんな感じ。
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あと、バランス崩してすぐに転ぶ。
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ガングリオシドーシスと診断された後、
インターネットで色々検索してみて、
ガングリオシドーシスだった柴犬を飼っていた方のブログを見付けた。

致死疾患ガングリオシドーシスとの闘病日記柴犬オリブ

この方が飼っていたオリブくんの症状に
そらの症状もよく似ている。というか同じ。

〇頭がフルフル震える
〇おでこが出てる?
〇小さい時、耳が大きい?
〇発育不全(身体)
〇前脚の関節が変?
〇バランスが悪く、すぐ転ぶ
〇音に敏感(特に高音)
他にもおかしいなって思うことは沢山あった。

左前脚は最初から麻痺してたのかも知れない。
よく甘噛みしたり、舐めたりしていたし、
散歩しててもすぐに座り込んでしまうことが多かった。
そうなったら、抱っこするか、暫く休んでまた歩かせるようにしてた。

口笛や高い声には特に敏感なそらくん。
口笛や高音が聞こえると、口を閉じる。
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頭がフルフル震えているのが顕著に現れ始めたのは生後5~6ヶ月頃。
誰かに会う時とか、嬉しくて興奮してる時や、病院に行って緊張してる時になりやすい。

そして、バランスの欠如も著しかった。
頭を斜めにして走ってくる感じ。
でも本人は遊びたいみたいで仕掛けてくる。
転んでも転んでも遊んで欲しくて走り出す、その姿がなんともいじらしいんです。

散歩の時は絶対に何かしらくわえてる。可愛い。
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こんなことになるなんて1ミリも思わず、
狂犬病の注射を受けに動物病院へ。
ついでに去勢のとこも聞いてみようか、なんて話しながら。

久々に会ったそらを見て先生が驚く。
こんな小さい頃から頭が震えてる子は初めて見た、と。
脳に何か起きてるかも、ということで紹介された小動物医療センターへ行ってMRI検査を受けることになった。
もちろん狂犬病の注射はせずに帰宅した。

その日くらいから日に日に歩行に支障が出始めた。
なかなか歩けない。本人は遊びたいんだけどすぐ転ぶ。
そんな姿を見るのが辛くて、医療センターに連絡し、MRI検査の日にちを早めてもらった。

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おでこが出てるから、水頭症なのかな?とか
肝臓が悪いから肝性脳症かな?とか
素人が色々推測したところで、先生じゃないとわからないってことは分かってるけど、色々調べては、あーでもない、こーでもない、でもこの症状は似てるかも?と家族で話してた。
いずれにせよ、余命1~2年なんて言われるとは思ってなかったから、そらくんのコントラストの少ない脳とか、成長してない骨とかを見せられた時は、とってもショックだった。



(つづく)



そらくんのこと、ガングリオシドーシスのことを少しでも多くの方々に知っていただけるよう、応援よろしくお願いします。