共通テストが終わり、

本当ならもう今月末で仮卒となり学校には行かなくなる。

息子は足りない出席日数を補うため、1人毎日学校に行くことが決まっている。

1人で辛いかもしれないが頑張って来て下さい、と言われている。


息子は卒業と、大学進学のためと前向きだった。

学校に復帰しても体調によって何時まで授業を受けれるか分からなくてお弁当を持っていかなかった息子。

お昼をまたぐときは、友達が4階から1階まで降りてパンとお茶を買ってきてくれていた。


2月から1人になって、

お弁当を持たせた。

1人だから、ゆっくり課題を解いたり、

とにかく午後まで。


2月に入ってもすぐには1人になることはなく、

まだ受験が終わっていない子たちが自習室に来たりしていたので、教室を覗いて一緒にいてくれたり、

時には息子も自習室に行ったり。


2/7に私と旦那はまた学校へ行き、

担任と学年主任と話し、

まだ卒業認定はでないこと、

正直今月全部学校へ行っても出席日数が足りていないこと。

なんとかするために一日中学校にいなくても1日いたことにして誤魔化したり、してくれていたと思う、それでも足りない。


校長からは、

3/31までには卒業させる、

校長室で1人卒業証書を受け取ることになるだろうが、最後の最後まで頑張った、ということが息子にとって大切なことだ、との話があったこと、を告げられた。


そうじゃない、

息子はただ、卒業したいんじゃない、

みんなと卒業したいんだ。


校長の言ってることも少しは、

ほーんの少しは、分かる。

けど、こんなに頑張ってる、

もう十分すぎるくらい頑張ってるのに1ヶ月、延ばしてそんなになにか変わるだろうか?

それに、3/31に卒業なんて、

もう大学は絶望的だ。

今すぐ準備してもらっても受けれる大学はもうほとんどない。

どんどん選択肢がなくなっていく。

大学を諦めて専門学校にすることも考えて資料も取り寄せた。

それさえもギリギリなのに。


一日も早く調査表が必要なのに、

息子を絶望させるつもりか?


校長に対して怒りしかなかった。

もちろん、前例もなく、

こんなにも休んでいた生徒を普通の子と同じように卒業させるのは批判も出るかもしれない。

田舎の進学校で、地元ではこの高校を出たと言えば、やっぱり

すごいね、となる。

そんな高校を、何ヶ月も休み、定期試験も受けず卒業というのは、反感を買うかもしれない。


それでも、この一年の息子の頑張りを汲んでもらうしかない。


教育委員会に直談判するか悩んで悩んで、

おおごとにするのはまだだ、と思い直して

とりあえず校長宛に手紙を書いた。

悔しくて涙が止まらない、

なにもしてやれることがない、

なるべく感情的ではないように....







翌朝、学年主任に渡し、

中を確認して大丈夫なら校長に渡してください、と頼んだ。

校長の性格も分からない、

この手紙で更に状況が悪化しそうなら渡さなくていい。


もう、私の自己満にすぎなかったかもしれない。