7.4の再入院にむけて、荷物を詰めたスーツケースの1つを泊まるホテルへ送った。

あとは3日に東京入りし、ホテルに一泊して入院するのみだった。


7.1夕方、病院より着信。


病棟内でコロナが蔓延し、受け入れがストップしたとのこと....

入院の時期は未定に....

化学療法のための入院だから、コロナの中に飛び込んでいくわけにはいかない、

それでも治療が遅れることは不安だった。

念のため、の化学療法とはいえ....


飛行機はキャンセル料を払いキャンセルした。

送ってしまった荷物は、ホテルに連絡を入れ事情を話すとと、しばらく預かってくれることになった。


学校にも連絡を取り、今月もいつまでか分からないが学校に行くと伝えた。

またしばらく入院してくる、と言ってきた息子は

まさかの週明け普通に学校へ。



結局終業式までほぼ毎日、少しずつ、

学校へ。

この後の再入院でまた学校を休むことになるので、正直出席日数は絶望的に近い....

体力面と、

まともに授業が受けれていないこともあり、テストも受けていない。


それでも、可能性に賭けて、

毎日毎日、

送迎して、

息子を支えるのみだった。


その後、

再入院は8/1からに決まった。

化学療法一回で終われば、まだ休みは最小限でいける。



飛行機とホテルの予約を取り直す。

また延期がないことだけを祈って。



一時退院のこの2ヶ月。

頭痛は定期的にあり、すごく痛むこともあった。

記憶障害は改善傾向にある気がするけれど、

それでも前の、

頭の回転が良くて、

記憶力も高くて、

話が上手な、

そんな息子にはまだまだ程遠い。


助かっただけでありがたい、

それは分かっているのに、

人ってやっぱり欲張りで、

私は、

前のように、と願ってしまう毎日だった。



息子も私も、

一時退院で現実に直面し、

それに抗う毎日だった、と思う。