2022.1.6

息子が脳腫瘍だと宣告された日。

助からないと命の期限を伝えられた日。

平凡で、普通に暮らしていた私たちが地獄に突き落とされた日。


1人で宣告を受け、

それでも息子には笑っていようと、

泣かないと、

感情を押し殺した日。



2023.1.6

宣告から一年たって、

元通りではないけれど、

息子が隣にいる。

生きている。

それだけで、奇跡で

それだけで、ありがたいと思った日。



そして、

2024.1.6今日。

宣告から2年。

去年よりも少しだけ、

元通りに近づいた息子が隣にいる。



5度の手術日も、

入院した日も、

転院した日も、

一時退院、本退院した日も、

全部覚えているけど、

この1.6という日は特別で、

5.7運命を変えた日と同じくらい忘れることのできない日。


2年経っても、


なにもできません。

お母さん、覚悟してください。


と言われたあの瞬間は

鮮明で、

忘れることはない。




今、

息子が、

色んな思いに葛藤しながら、

傷つきながら、

それでも生きて笑っていることは、

奇跡のようで、


でも、

息子の生命力と、

周りの支えと、

色んなタイミングの巡り合わせで起こったもので、


奇跡、だけでは言い表せない。




心が折れそうな私を、

支えてくれたのは、

寄り添ってくれた多くの人の温かさで、

あと少しは、

私の、根性、だった。

そしてギリギリで、

ほんとにギリギリで、

死の淵から大逆転をする、

息子の強運。


全てに感謝して、

また来年、

笑顔でこの日を迎えられるように。


歳を重ねるごとに息子が幸せになっていますように。