翌朝、県外の病院へ行く前に学校へ。

昨日担任に時間を取っていただくように連絡済み。


朝イチで担任と会い、

ずっと病院に通っていた複視ですが、目の病気ではなく脳腫瘍でした。

と伝えた。

担任も言葉を失い、

私も、泣きそうになりながら、

助からないと言われたこと、

来週医大へと言われたが待てないこと。

諦めるわけにはいかないから、今から県外の病院へ行くこと。

3学期初日から学校を休むことにはなる、どうなるか分からないがそのまま籍は残しておきたいこと。


伝えてすぐ、家に戻り、息子を連れて病院へ向かった。

途中高速を使って2時間ほどの距離。


旦那もついてくると言ったが断った。

今までなんでも私がワンオペでこなしてきた、

この状況で旦那も病院についてくるとなれば、

息子はきっと、

そんなに悪いのかな?と不安になる。

私と違って、旦那はきっとまた泣く。


息子の精神状態の安定のためにも、

いつもどおり、私1人で。



昼前に着いて、

受付で名前を伝えるとちゃんと話は通っていた。

ただ、とんでもない数の患者。

ほとんどが予約の人。


ひたすら待つしかなかった。


その間も息子は座っていることさえ困難で、

車で寝て待たせた。


かなり待って、今日は造影剤ありのMRI

点滴。


そこからまた待って、先生の診察の頃にはもう15時くらいだっだ気がする。


お母さんは、シングル?と言われた。

脳腫瘍と言われて、旦那が来ていないからそう思ったらしい。

旦那はいること、本人が変に思わないように私だけが来たことを伝えると、

17歳だよね?

病気を本人に隠して治療するのは難しいよ?と言われた。


病気を隠したいわけではない、

悪性腫瘍、

場所が悪く手術できない、

放射線も抗がん剤も効かない、

助からないと言われた。

だから、治療すれば大丈夫!と言えない段階で伝えたくない。

と話した。


松果体に3センチ以上の腫瘍があること、

それは間違いない。

けれど、画像からの予想にはなるけれど、

悪性ではない気がするけどな。

それに手術はできるよ?


そう言われた。


初めて神様はいると、思った。



それなら、息子にちゃんと伝えて治療します。

ただ、悪性か良性か、というところは言わないでほしい。

そうお願いして、先生から息子に伝えてもらった。


激しい頭痛と意識障害の中、


頭の真ん中にできものがあるから、

手術が必要、

頑張れる?

とりあえず頭痛を少しでも和らげるために、

ものすごくおいしくない薬(ゼリー)を飲まないといけない、

飲める?


という先生の話に頷いた。


そのあと、また私1人で先生と話し。

脳腫瘍どうこうより、水頭症になる可能性が極めて高い、

手術をしてもらうにしても(手術はこの先生ではなく、テレビに出ていた先生のため調整が必要)

その前に水頭症で命を落とす危険がある、

先にその手術をして、摘出手術を待つのが賢明、とのこと。


先生同士で連絡を取り、

鹿児島か東京の提携病院へ行ける?と聞かれた。