この1ヵ月ほど続けてダイエットの記事を書いていました。

整体院爽楽のお客様から、個人に合わせたダイエットや体質改善のご相談を多く受けましたが、中には、

「医師から痩せすぎと言われているから太りたい」

「家族は痩せていて、太りたいと言っている」

「筋肉をつけたい」

というご相談も多かったです。

今回は「体重を増やす方法」をご説明します。

 

目標体重を算出する。

BMI(Body Mass Index)はボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される体格指数があります。

性別とか民族と環境とか関係なしの世界標準なので少々疑問もありますが、基準以内だと病気にかかりにくいから、基準以内の維持を目指しましょうというものです。

 

BMIは25以上が肥満、18.5以下は痩せすぎに入ります。

計算式は体重÷身長÷身長。

 

例えば身長150cm体重40kgの人だと、

40÷150÷150=0.00177

BMI17.7の痩せすぎになります。

 

それでは何キロなら標準になるのか計算します。

計算式は体重×身長×身長。

 

もっとも健康を維持しやすいBMIは22です。

150×150×22=495000

49kgがお勧めの体重ということになります。

まずは自分に必要な栄養の量を知る。

こちらは「マクロ栄養計算機」というサイトです。

https://dietgenius.jp/macro-nutrient-calculator/

 

このサイトの表示に従って、身長、体重、年齢、活動量を入れると基礎代謝が表示されます。

さらに、減量、維持、増量の選択肢の中から、「増量」を選ぶと、健康的に体重を増やすために必要な栄養素の量が出ます。

 

例えば、身長150cm体重40kgのデスクワークの女性が体重を増やすために必要なタンパク質は80gと出ました。

これは単純に肉を80g食べればいいのではなく、肉卵魚大豆などの中のタンパク質を80gということなので、卵だけで換算すると12個になります。

また、炭水化物は170gなので、白ご飯だけで摂ろうとすると460gでお茶碗4杯弱になります。

脂質は37gですが、だいたいの食品には脂質が含まれているので、意識しなくても摂れます。

 

偏った説明をしましたが、健康のためには、いろいろな食品を食べて目標数値を満たします。

調理法を工夫して食べましょう。

適切な運動をする。

痩せすぎの方は、運動量が多すぎないか、または少なすぎないか考えてみましょう。

筋トレやジョギングをしたら疲れてしまうという人はやりすぎです。

疲労回復にエネルギーを取られてしまって太れません。

いきなり一般の人に合わせた運動をするのではなく、座ったままや寝たままで筋トレをして、徐々に筋肉をつけていきましょう。

ご自身の体力に合わせた筋トレ方法については、整体院爽楽へご相談ください。

 

消化器官、呼吸器官に問題がないか調べる。

太りにくい人は消化能力が低下しています。

一度、消化器内科を受診して問題がないか調べましょう。

ピロリ菌がいるとか、胃潰瘍があるとか、胃酸が少ないとか、ストレスで胃腸の動きが悪いとかいろいろな原因が考えられます。

小さい大腸癌なんかだと、切除したとたんに太りだします。

 

また、タバコの吸いすぎによるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などがあると、呼吸だけで多量のエネルギーを使うため太れません。

 

消化器や呼吸器の問題は、原因によっては整体院爽楽でも改善できるので検査結果を教えてください。

 

乳酸菌を試してみる。

長年、作業療法士として通所リハビリの利用者様を見ていると、ヤクルトを飲んでいる方はぽっちゃりと太って元気です。

別にヤクルトの回し者ではないです。

ただ、自分の体質に合う乳酸菌が見つかれば、消化機能を補助してくれるので筋肉が付きやすい体になります。

腸内環境が整うことで免疫力や回復力も上がります。

自分の体質に合う乳酸菌を見つけましょう。

腸内環境は4日もあれば変わるそうです。

1種類を1週間ずつとって体調を見ることで、自分に合う乳酸菌が分かります。

初回で体調を崩したら、それは合わない菌だからすぐやめましょう。

 

また、自分に合う乳酸菌が見つかりにくく、どれを試してもガスや便秘、下痢になるという人は、乳酸菌を含む食事を避けるという方法もあります。

 

太りたい人だけでなく、痩せたい人も乳酸菌について再考してみてください。

太りやすく体臭がきつい方は、腸内環境が悪化していることが多いです。

 

余談ですが、わたしは避ける派です。

合わないと分かっている納豆やヨーグルト、乳酸菌飲料とサプリなどは避けて、合うものだけ(強力わかもと、火を通した発酵食品)を食べています。

 

繊維質の食品を減らしてみる。

消化能力が落ちていると、食物繊維を分解して栄養素を吸収する力が弱ります。

消化できない食物繊維が便秘や下痢の原因になったり、悪玉菌の温床になったりしますので、繊維質の食べ物を減らして胃腸の負担を軽くしてあげることも必要です。

 

「痩せすぎの体質を改善して太りたい」まとめ。

5ヵ月で10kgダイエットした話題に対するお客様方の反響から、意外に「太りたい」ニーズも多かったことが分かりました。

そう思わずに今まで個別対応していた「太りたい」お客様方の体質について、改めて共通点を考えたら、今回の記事になりました。

体重を増やすには、まずは病院で検査して、腸内環境を整えて栄養を吸収し、無理のない程度の軽い運動で時間をかけて筋肉を増やしていきましょう。

無理のない運動方法や呼吸法、消化機能の促進については整体院爽楽でお手伝いできます。

ご相談ください。

 

この記事を書いた「痛みしびれ専門整体院爽楽」について詳しくはHPをご覧ください。