朝、目が覚めたら首が回らない。

一日の始まりだというのに、不愉快な気分ですね。

とりあえず、着替えるために体を起こすけれども、首が回らないので起きるだけで一苦労。

さらに横目で外出着を見ながら首が痛くない方の手を伸ばしますが、良く見えないから疲れます。

自動車通勤ではバックミラーが見づらいし、乗降も不自然な動きでドアに引っかかります。

職場では首を寝違えたと知った同僚が、わざわざ振り向けない方向から声をかける意地悪を仕掛けてきます。

パソコン操作をしたら、より一層首が痛くなっていくのがわかる・・・

 

寝違えは放っておいても1週間ほどで良くなっていきますが、なるべく早く治したいです。

目が覚めたその場で対策をしましょう。

朝起きぬけの激しい痛みのせいで違和感は残りますが、寝違えの痛みが軽くなります。

 

寝違えの原因。

寝違えは、首が痛いし動きません。

ですから、首につながっている肩を動かします。

ストレッチで肩を動かすと首の周りの筋肉の血流が良くなり柔軟性を取り戻しやすくなります。

 

まず、起きて首が動かないと知ったら、枕を外して仰向けに寝ます。

二度寝はしないでください。

 

寝違えの主な原因は2点です。

①ねじれた姿勢で頭を枕に当てて、首の筋肉を傷めたこと。

②普段の生活の中で背中から頭部までの筋肉が硬くなっていて、ついに首の筋肉が傷んでしまった。

 

インターネット上では腋窩神経障害が原因だという説も流れていますが、確証はなく信頼に欠けます。

 

とりあえず、寝違えたときは肩周辺の筋肉の柔軟性が低下して血流が悪くなっているので、重力のかからない仰向けの姿勢で肩と背中を動かします。

 

<方法>

起き抜けの体に運動の刺激を与える前の準備をします。

まず、仰向けのまま両膝を曲げて両腕で抱え込み、丸くなって背中の筋肉を伸ばします。

 

①両手を真っ直ぐ頭の上に上げて、両足も伸ばしてつま先を天井に向けます。

自分の体が一本の棒のようになることを意識して、力いっぱい両踵と両手を伸ばします。

体の背面と側面が気持ちよく伸びていると感じたらストレッチは成功です。

 

②両手を体の横に伸ばして、手のひらを上下に回して腕を10回ねじります。

 

背中が少し軽くなったら、起きて座りましょう。

 

③両手を伸ばして後ろで指先を組みあわせ、そのまま背中からゆっくりと離して、後ろに浮かせます。

限界まで腕を後ろにあげたところでストップして、10秒数えます。

背中に力を入れると逆効果になるので、腕を後ろに上げる動作だけを意識します。

 

④右肩の先に右指先を、左肩の先に左指先を当て、両肘を大きく前から10回、後から10回まわします。

肩甲骨が動いていることを感じましょう。

もう少し回したら、もっとすっきりしそうな方は、10回以上回してもいいです。

 

⑤両方の耳たぶをつまみます。

水平に伸ばしながら10回ずつ、大きく前後に回してください。

頭の皮膚が伸びている感じがあれば成功です。

 

そして、首をゆっくり動かしてみましょう。

違和感はありますが起き抜けよりは首が動きます。

 

少し楽になって動けるようになったら、整体院爽楽へお越しください。

寝違えの不快感はすっきりします。

寝違えと間違えやすい病気

寝違えについて、用心してもらいたい病気があります。

首が動かない症状は、頸椎の圧迫や血行不良によって起る変形性頸椎症、スポーツなどで起こした頸椎捻挫が悪化している場合も起こります。

特に、頭痛とめまい、吐き気や手のしびれなどの症状を伴っている場合は病院を受診しましょう。

寝違えだと思って頸椎の異常を見逃していたら、神経に傷がついて、全身がしびれて痛みを伴う不全麻痺を起すこともあります。

 

2017/4/15掲載

2020/7/18追記

 

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