たとえば僕が 今を生きようと

全て投げ捨てたなら

どうなるのかな 壊れるのかな

何もかも終わるだろう

 

それでも いつかは

ここから抜け出してみせるんだと

つぶやいて 飲み込んで

悲しいけれど これが今の力

 

色のない ため息ひとつ

風はこんな僕を隠してゆく

枯れ葉てぬ ため息ふたつ

誰も僕の存在など知らない

 

 

たとえば僕が あの日に戻って

全てやり直せたら

何をしようか どこに行こうか

少し旅に出ようか

 

それでも やっぱり

きっと僕はここに戻ってくる

わかるから 自分だもの

意気地のない 弱い僕だから

 

白く立つ ため息ひとつ

冬はこんな僕を見逃さない

宛てのない ため息ふたつ

今はまだここから動けない

 

 

色のない ため息ひとつ

風はこんな僕を許してゆく

宛てのない ため息ふたつ

今はまだここから動けない

 

 

― 柴田 淳 「ため息」 ―

 

 

 

 

 

 

 

 

5年前

復職したばかりの頃はもちろん

今でもときどき

 

 

それでも いつかは

ここから抜け出してみせるんだと

つぶやいて 飲み込んで

悲しいけれど これが今の力

 

 

 

そんな

気持ちの上下に

心が騒めくことがあります

 

 

 

 

たけど

その度になんども

 

 

競争じゃナイべ 生きるのは

思い出した「競争じゃナイべ 生きるのは」 | あんべさん♪ (ameblo.jp)

「競争じゃナイべ 生きるのは」 | あんべさん♪ (ameblo.jp)

 

 

 

この言葉を

心の中で繰り返しました