正月に帰省したとき、両親の体調が
良くなさそうだったので、気になり、
電話をしたら、意外と元気そうで安心しました。
いつもは数分話したら、サクッと電話
をきる母が、30分近く話しをしてくれました。
娘に心配されたことも嬉しかったのかもしれません。
いつも薄情な娘ですまん
母は昔から頑張りすぎる人でした。
頑張ることで、自分が許されると
無意識に考えていたのだと思います。
数年前、ついに身体が悲鳴をあげて、
ケガで動けなくなりました。
これまで十分頑張ってきたよね。
もう、無理に頑張らなくてもいいんだよ。
何もできなくても、誰も何も言わないよ。
お母さんが元気でいてくれるのが、みんなの幸せなんだよ。
何度もそう伝えました。
しかし頑張ることで、自分の存在価値
を感じていた母は、なかなかその言葉を
すんなり受け入れることは難しかったみたいです。
少し良くなると無理をして
『あの元気な母がこんなになるなんて・・』
と絶句するくらい弱って動けなくなりました。
信じていたもの、すがっていたものを失い、先のことが考えられなくなったのでしょうね。
しかし父や弟たち、世話をしないといけないと思っていた人たちに、逆に世話をしてもらうことになり、だんだんと、
自分はなにもできなくても、大切にしてもらえるんだ
と気づいたようなのです
私も様子をきいてはアドバイスをしました。
『力仕事はできると思っても、家族にお願いしてみる』
『感謝の気持ちを伝えよう』
『頼ることで、家族は自分をの存在価値を感じて嬉しいよ』
『自分にできる一番の家族をしあわせにする方法は健康でいること』
『自分のことを第一に考える』
色々と実践してくれて
『あんたの言う通りだわ』
と感想なども教えてくれるようになりました。
戦中に大人数の兄弟の下の方の女児として生まれ、貧しいなか親の関心も得られず、家庭の問題もあり、人に頼るということができなかった母。
齢80をこえて、様々な許しを自分に与えることができたのです。
80歳を越えても、親はこうして、道を照らして見せてくれるのです。
たとえ客観的にみて『ダメ親』であっても
そこから何かを教えてくれる存在。
それが親というものなのかと思います。
祈りって大切だなと改めて感じたできごと。
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