【2008旅行記】ワット・ポー |   ~ サワディー♪(สวัสดี)  ~

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   Sinece 2008
タイ・音楽・サーフィンネタが中心の、タイ人嫁さんとのヘンテコ日記。
現在は茨城県ローカル(笑)
なんだかんだとブログも16年目突入です♪

タイ旅行記 バンコク編9

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チェトゥポン通りの入り口ではなく、並びの出入り口前にトゥクトゥクが停まりました。
「ここから中には行って、ここへ戻って来てね」とじいちゃんに言われ小さな入り口から入ります。
空は今にも降り出しそうな色・・・

 

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入ると早速小仏塔が目の前にありました。これは歴代王(ラーマ1世~4世)仏塔のミニチュアです。
ミニチュアといってもこの大きさですよ(笑)

 

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そしてヨガ行者像をみてから回廊へ向かおうとした時、突然の夕立に合いました。(やっぱり来ました)
しばらく回廊で雨宿りをしていると、10分程度で止みました。


 

足元に注意しながら本堂に入ります。

 

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ワット・ポー自体は大寝釈迦仏が有名ですが、御本尊だって綺麗です。
私はピッサヌロークのチンナラート仏しか見た事がありません。
御本尊自体はチンナラート仏の方が大きいですが、その周りと台座の凄い事。
この台座にはラーマ1世の遺骨が納められているそうです。
それと本堂内の壁に描いて在る仏陀にまつわる伝説の画もなかなか見応えのあるものでした。
この御本尊はトンブリーにあるワット・サーラーシナーの本堂にあったものをここへ移したそうです。
(日本では御本尊を移すということ自体ナンセンスだと思うのですが不思議です。余程この御本尊を手元に置いておきたかったのでしょうか?)
しばし言葉を忘れ、御本尊と壁画に見入りました。
いや、本当に綺麗ですし静粛で神聖なる空間でした。


 

大寝釈迦仏へ向かうべく回廊を抜けると目の前には歴代王(ラーマ1世~4世)仏塔があります。

 

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色で歴代国王の識別をしてあり、緑が1世・白が2世・黄色が3世・青が4世となっています。
写真だと左が2世で中央が1世で右が3世で、奥の足場がかかっているのが4世です。
どれも小さな陶片やタイルで装飾されており、とても綺麗で立派な物でした。
ミニチュアも同じ様に出来ていたのには(これを観て)感心しました(笑)


 

歴代王の仏塔を見てから、いよいよ大寝釈迦仏とご対面です。

 

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礼拝堂に入るや「本当にデカイ!」大寝釈迦仏がいました。広角のカメラじゃないと入りきれません(^-^;
そしてデカさだけでは無く、とても綺麗でした。
寝ているのには訳が有りまして、『涅槃に達し悟りを開いた時の釈迦の姿』だそうです。
どうやって作られたかというと、レンガ(!)で大まかな形を作り漆喰で肉付け等の造形をして出来ているそうです。
日本の仏像の様に木で出来ているとは限らないんですね。

 

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また、この大寝釈迦仏の偏平足には細工画があります。
バラモン教の宇宙観が108面の螺細(貝殻の白い部分を研磨してはめ込む)によって表現されています。
偏平足って超人である事を示す32の身体的特徴なんだと、ガイドブックを観てはじめて知りました。
残りの31がなんなのかは暇な時に調べて観ます(笑)

 

彼女もここに来るのは初めてだった様で「本物を見てみないと美しさが判らないものだね」と暫し見入るのでした(笑)

 

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サタン硬貨を使うお参りがありましたので、両替をして始めます。
コインを一枚づつ一つの器に入れて行きます。何故かやたら多く入っている器もあったりしました。
間違わずに入れて行けば最後まで行けるはずです。
彼女は最後まで行き「良い事が有りますように」と合掌します。
私は・・・間違えて入れた覚えが無いのですが、あと2枚足りませんでした(ーー;)
彼女に笑われる始末・・・・・おかしいなぁ~~~


 

お参りを済ませた私達はワット・オーを出る事にします。

 

「来て良かったでしょう?!」
「そうだね。私もここ初めて来たよ。本は見た事あるけどね。シンはどう?楽しい?」
「うん。綺麗で言葉が出ないよ。ワット・プラケオも凄いんだろうなぁ・・」
「今度だね。今日は無理だから」
「今度ねぇ・・・・前に来た時も結局見れなかったから、今回は是非見たいなぁ・・あとパンティップも」
「パンティップ?なんで?別に楽しくないよ?!」
「LOSOマニアなんだから、パンティップには行かないと!歌は行く駄目だけどね(笑)」
「ははは。そうだね」

 

なんて話をしながら外に出ると・・・・あれ? ここじゃない・・・・
出口を間違えたようです。
もう一度歩いて来た場所を戻って出ます。いたいたおじいちゃん。

 

もう5時になってしまった為ワット・プラケオは見れないし渋滞に嵌りますので、ホテルに戻る事にします。


 

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ガイドブックからの引用ですが、このワット・ポーはラーマ1世によって19世紀に建立され、当時のタイ(当時はタイではなくシャム)における最先端の文学・歴史・文化・伝統・天文学・地理学・工学・科学に関する事柄を8項目に分類し、後世に残すべく石板に彫り込んだものが蔵書として有ります。
そしてこのお寺はタイ初の大学で有り、図書館的(前記の石板があるように)な場所でもあったそうです。
また、ここはタイ式マッサージの教育施設もある事で有名です。
これはラーマ3世によってシャム国(当時のタイの国名)初の本格的な教育施設が作られました。
当然、タイ国内にあるマッサージ店はここの卒業生であり、日本でもタイ古式マッサージ店を営んでいる人(場所によっては店長のみ)はここの卒業生で、その卒業証書(教育終了書)を店内に掲示してあります。つまりこの証書がない(日本にある)マッサージ店はもぐりって事です(笑)
知り合いのお店はちゃんと証書はありました(笑)



 

2008/11/07