バンコク映画祭のニュースを見て、この映画の存在を知りました。
梁石日(ヤンソギル)さんの同名小説が原作のタイの幼児売買や臓器密売の実態を描いた映画です。
こういった話しは架空の物として捕らえられますが、私の知る限り(といっても大した程じゃないけど)これは
現実におこっている事です。
先のスマトラ沖地震の時に、タイだけではなくマレーシア等で孤児になってしまった子供がさらわれていました。
目的はこの映画と同じ幼児売買や臓器密売です。
この内容については、メディアは報道していませんでした。 ですが本当におこっていました。
また、タイの山の方では子供を売買しています。 これも事実です。
奉公人として買われるケースも有れば(これは良い方)、幼児売春として働かされます(こちらの方が多い)
売買され続けて日本に来たタイ人を知っています。
彼女はろくに勉強も出来ずに売られてきましたので、驚くほど知識を持っていません。
「太陽が東から昇って西に沈むのは地球が丸く、自転しているから」という事を知りませんし、分かりません。
当然話したところで信じません。 本当ですよ。
発展途上国というのは、こういう問題も抱えているんです。
彼女もこの話しは当然知っていますし、見てみたいと言っています。