冬至にしては、なんだか暖かい一日でしたね。
古代の暦で過ごすようになって早数年。
今やクリスマスより、すっかり冬至祭(ユール)派
となっております。
(と言っても、うちの相方は
『クリスマスにはケーキ食べたい派』ですし
ツリーなどは飾りませんが、
ちょっとした御馳走を作ったりケーキ食べたりはします。
ここらへんのルーズさ(?)は、
現代日本の文化であり、そこに生まれた特権だと思っていて
両方とも享受しておりますですよ。)
ユールはケルトやゲルマンなど
ヨーロッパの北の方に住んでいた人たちの
冬至の祝祭が、現代のWicca等の
自然信仰にも受け継がれており
1年の8つのサバト(祝祭)のうちのひとつとなっています。
現代でもユールのメインディッシュは
豚肉となっているんですけど
これはゲルマンの北欧神話から来ています。
改めてユールについて調べてみましたら
面白いことを発見し

ゲルマンの世界では、10月31日から
冬至くらいまでの間に
夜な夜な主神オーディンが率いる狩猟団が
空や大地を大挙して移動するという伝承が残っているそうで
ワイルドハント(ユールレイエン)と呼ばれているとのこと。
(Wodan's wilde Jagd by F. W. Heine / wikipwdiaより)
(ちなみにこのワイルドハント、スコットランドでも
似たような話が残っているそうです。
これはわたしの妄想ですが、
人々が民族的に分類されるずーっと以前に
今のヨーロッパの広い地域で
伝えられてきた伝承なのかもしれないですね。)
オーディンは8本足の軍馬スレイプニルに跨り
魔物や猟犬、精霊たちを引き連れてやってくると
雷のような轟音が響き渡り、それに魔物や猟犬の吠える声
蹄の音などが重なり、耳を劈くばかりだったといいます。
(Odin rides to Hel by W.G. Collingwood / wikipediaより)
これはもちろん、比喩であって
冬至の時期は雪の嵐が多かったので
それらの自然現象をオーディン軍団の到来に重ね合わせた模様。
面白かったのはここからで
このワイルドハント、恐れられているんだと思いきや
『サンタクロース』の元ネタ(?)の一つだったようなんですよね。
ゲルマンの子どもたちは、やってくるスレイプニルの為に
暖炉の傍に置いた靴下の中に干し草や砂糖を入れておくんだそう。
そうすると、御礼にオーディンがプレゼントを入れてくれるとか。
キリスト教化が進むにつれて、
8本脚の軍馬スレイプニルは8頭のトナカイ
それに跨るオーディンがサンタクロースになったようです。
(サンタクロースに纏わる話はたくさんあり
挙げたらキリがないくらいなのですけど
この話もそのうちの一つなのだと思われます。)
そこからもう、脳内CDは
♪オーディンがサンタクロ~~ス
本当はサンタクロ~~ス
つーむーじ―風 追い越し~て~
(byユーミン)
がエンドレスで流れ・・・(;^ω^)スイマセン
それにしても、調べれば調べるほど
キリスト教が土着の宗教や風習を巻き込んで
ヨーロッパを席巻して行ったのがわかって面白いなぁ。
また、北欧神話のオーディンに纏わる話も
これまたキリがなくて面白い。
タロットカードの吊るされた男のモデルとも言われているし
オーディンとヘルメスとの関係とか・・・。
なかなか北欧神話を深めるまでに至っていないのですが
2016年はそちらも深めて行けたらいいなと思っています。
さてさて、冬至と言えばヤドリギ


今年は色々忙しくて出遅れてしまい
フレッシュなヤドリギを手に入れることが出来なかったのですが
(某お花屋さん情報ですと、
ヤドリギは11月下旬から12月に掛けての
約3週間くらいしか出回らないんだそうですよ。)
Twitterで偶然目にした情報から
中国の超貴重なヤドリギを手にすることが出来ました


これは西荻窪のサウスアベニューさんという
中国茶のお店で、お茶として販売されていました。
その名も蟹脚(かにあし)。
確かに・・・蟹の足っぽい・・・よね

お店の方のお話によると
なんでも中国のあるお山だけにしか見られない
樹齢300年以上経ったお茶の木にしか生えない
とっても珍しいヤドリギなんだそうです。
ヤドリギ、謎過ぎる

(そこにシビれる!あこがれるゥ!)
落葉樹が好きなのだと思っていたけれど
お茶にも生えるんだ


というか、蟹脚殿はお茶にしか生えないんだ~


と早速調べてみましたら、
見たことのあるヤドリギとはちょっと種類が違う様子。
あの、ヘリコプターみたいな対になった二つの葉っぱはなくて
何というか、こういうサボテンあるよね

ヤドリギなのです。
(画像は、ネットで検索すると
中国茶(特にプーアル茶の産地で見られるので
プーアル茶関係のお茶)のページで
見ることが出来ますが、
その画像を引っ張ってくることは出来ないので
ご興味のある方は、検索されてみてくださいまし


何しろ、中国の植物なので
日本語のサイトは見つからず、何とか探した情報からなのですが
学名は『Viscum articulatumburm Burm.f.』とか
『Viscum liquidambaricolum Hayata』かな?
正式名称(?)は
『枫香槲寄生与扁枝槲寄生』というらしく
google翻訳先生と試行錯誤しましたところ
フウ属扁平枝ヤドリギ科ヤドリギ
とでも訳すんでしょうか?
お茶の名前(?)なのか俗称なのか
『普洱茶老树上寄生的螃蟹脚』で
プーアル茶葉の老樹に生える蟹脚みたいなヤドリギ
って感じなのかしら?
(中国語に堪能な方がいらしたら
御見苦しいかもしれず申し訳ないです
)
日本で見られるもので似ているのがあるかと
調べてみましたら、
ヒノキバヤドリギというヤドリギが見つかりました。
蟹脚殿の元のヤドリギは、この画像と同じような形をしていますが
もっと真緑色で大きい感じでした。
ヒノキバヤドリギの由来は、画像からわかるように
様子がヒノキの枝に似ていることからついた模様。
別名、ツバキヒジキ(ツバキの枝に寄生していて
ヒジキに似ているから)とも言われているよう。
ヨーロッパや日本で
丸く鳥の巣のように見られるヤドリギは
ヤドリギ属に属していますが
ヒノキバヤドリギはヒノキバヤドリギ属だそうです。
だから、厳密には蟹脚殿とは違う種類ですが
何か仕組みは似ている模様。
やはり常緑広葉樹を好むらしいですが
時に落葉広葉樹にも寄生するとか。
葉っぱは退化していて、茎が平べったくなっており
そこで光合成するみたいです。
ヤドリギは茎が竹の節のようになっているんですけど
これが平べったくなっているから
サボテンっぽく見えるんでしょうね。
一般的なヤドリギはその実を鳥が食べ
鳥の糞が木々の枝に落ちたことによって発芽しますが
ヒノキバヤドリギは実が破裂することによって
種を飛ばし、くっついたところで芽を出すらしく。
wikiには蟻が関与しているとも言われる、と書かれていましたが
どうなんだろう・・・
どっちにしてもあまり子孫を遠くには運べなそうです。
こんな不思議な形のヤドリギもあるんですね~

そして、ここのお店の方は、ある時期になると
ご自分で山を登ってその地域を訪れ
手に入れてくるのだそうです。
その情熱、凄い
カッコいい
早速飲んでみましたら
やっぱり同じ種類だからか
よく知っているヤドリギと同じような香りと味。
個人的には出汁(昆布?)っぽく感じる
独特の味なんだけど、わたしは好きです(´∀`*)ウフフ
効能は、血管の硬化を防いだり、血圧を下げる
解毒、疲労回復、咳や痰を止める、疲労回復、利尿
などなど、とのことでしたが
わたしの場合、なんだか利尿がとっても促進されてしまい
飲んだ後、結構な回数トイレに直行しました。
なんだろう・・・解毒作用もあるようだから、浄化かな
ちょっとでも結構煮出せるそうなので
同じく植物の魅力にハマっている友人たちにも
早速お試しで飲んでもらおうと思ってます

さて、冬至は太陽が死から復活する日でもあります。
つまり、新しいサイクルの始まりです。
なので、夢とかお願い事についてしっかりと意識を向け
潜在意識にインプットするとよい日です。
インプットする事は種まきと同じで
冬至を境に、徐々に強くなっていく太陽のパワーと共に
その願いがすくすくと成長していくと言われています。
厳密な冬至は過ぎてしまいましたけど
翌日くらいは、まだまだそのパワーは健在だと思いますので
来年、何かやってみたいこと、目標など
書き留めてみたりするといいかもしれませんね

Happy Yule!!!

イベント出店情報 
クリスマスの起源となった
ゲルマンやケルトにおける冬至祭をイメージし
(中国語に堪能な方がいらしたら
御見苦しいかもしれず申し訳ないです


日本で見られるもので似ているのがあるかと
調べてみましたら、
ヒノキバヤドリギというヤドリギが見つかりました。
(Korthalsella japonica hinokibaydrg01 by Keisotyo /wikipwdiaより)
蟹脚殿の元のヤドリギは、この画像と同じような形をしていますが
もっと真緑色で大きい感じでした。
ヒノキバヤドリギの由来は、画像からわかるように
様子がヒノキの枝に似ていることからついた模様。
別名、ツバキヒジキ(ツバキの枝に寄生していて
ヒジキに似ているから)とも言われているよう。
ヨーロッパや日本で
丸く鳥の巣のように見られるヤドリギは
ヤドリギ属に属していますが
ヒノキバヤドリギはヒノキバヤドリギ属だそうです。
だから、厳密には蟹脚殿とは違う種類ですが
何か仕組みは似ている模様。
やはり常緑広葉樹を好むらしいですが
時に落葉広葉樹にも寄生するとか。
葉っぱは退化していて、茎が平べったくなっており
そこで光合成するみたいです。
ヤドリギは茎が竹の節のようになっているんですけど
これが平べったくなっているから
サボテンっぽく見えるんでしょうね。
一般的なヤドリギはその実を鳥が食べ
鳥の糞が木々の枝に落ちたことによって発芽しますが
ヒノキバヤドリギは実が破裂することによって
種を飛ばし、くっついたところで芽を出すらしく。
wikiには蟻が関与しているとも言われる、と書かれていましたが
どうなんだろう・・・

どっちにしてもあまり子孫を遠くには運べなそうです。
こんな不思議な形のヤドリギもあるんですね~


そして、ここのお店の方は、ある時期になると
ご自分で山を登ってその地域を訪れ
手に入れてくるのだそうです。
その情熱、凄い


早速飲んでみましたら
やっぱり同じ種類だからか
よく知っているヤドリギと同じような香りと味。
個人的には出汁(昆布?)っぽく感じる
独特の味なんだけど、わたしは好きです(´∀`*)ウフフ
効能は、血管の硬化を防いだり、血圧を下げる
解毒、疲労回復、咳や痰を止める、疲労回復、利尿
などなど、とのことでしたが
わたしの場合、なんだか利尿がとっても促進されてしまい
飲んだ後、結構な回数トイレに直行しました。
なんだろう・・・解毒作用もあるようだから、浄化かな

ちょっとでも結構煮出せるそうなので
同じく植物の魅力にハマっている友人たちにも
早速お試しで飲んでもらおうと思ってます


さて、冬至は太陽が死から復活する日でもあります。
つまり、新しいサイクルの始まりです。
なので、夢とかお願い事についてしっかりと意識を向け
潜在意識にインプットするとよい日です。
インプットする事は種まきと同じで
冬至を境に、徐々に強くなっていく太陽のパワーと共に
その願いがすくすくと成長していくと言われています。
厳密な冬至は過ぎてしまいましたけど
翌日くらいは、まだまだそのパワーは健在だと思いますので
来年、何かやってみたいこと、目標など
書き留めてみたりするといいかもしれませんね


Happy Yule!!!


***********************************************ワンド作成WSスケジュール
2016年1月30日(土) 【満席】
(開催場所 : 横浜元町 ステラハウス)
詳細はこちらをご覧くださいお問い合わせ・お申し込みはこちら
★


12月15日(火)~12月25日(金)
『CELT MAGICK 国分寺マルイ店』
ご好評につき再出店決定☆
クリスマスの起源となった
ゲルマンやケルトにおける冬至祭をイメージし
季節のお品や、いつも好評いただいている
マジカル、ファンタジックなお品を取り揃え
12月25日(金)まで開催いたします

わたくし、そらのともしびは
ユールをイメージしたリースやコースター
是非遊びにいらしてくださいね

2016年1月16日(土)
Witches Circle ~真冬の昼の魔女集会~
@ギャラリー・ソコソコ(横浜中華街)
HexenLoch(@madamlilinella )さんにお誘いいただいて
こちらのイベントに占いで出店することになりました
ハンドメイド作品も少し置かせて下さるとご配慮くださいましたので
いくつかお持ちしようと思っています。
また、『魔法の箒作成WS』を行うことになりました
(詳しくはこちらをご覧ください)
ELDAさんによる、この時期をイメージしたダンスの披露あり
さらにさらに、占星料理研究家の月村きのさんによる
お料理もいただけるようです
場所は横浜中華街のギャラリーSOCOSOCOさんです。
どうぞよろしくお願いいたします