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実はNHKのドラマに沢山出ていた
土屋太鳳ちゃんも可愛いですが
やはり、御存知大泉洋大先生祝御出演、
ということもありましての視聴な訳ですけど、
他にも脇を固める俳優さん達も興味深い方々揃いで。
特に、塩作りをしている桶作元治役の田中泯さんが
カッコ好過ぎる
ビジュアルが、ってこともそうですけど
塩田で海水蒔いている姿が美し過ぎる
田中さん、『龍馬伝』にて
吉田東洋役で御出演だったそうなんですが
まったく気付きませんでした
・・・っていうか吉田東洋、
出てくる度に本気で怖かった印象しかない(;´Д`)
元治さんは寡黙な職人肌で
時々見せる笑顔がとっても素敵な感じで
まったく同一人物だとは気付きませんでした
先日のあさイチ御出演の際
本業である、踊りの映像を拝見したのですが
その場所に行って、その場を感じて踊る
『場踊り』というのが新鮮で素晴らしかったです。
一見、正直に書くとなんだかよくわからない踊りなのですが
その場を感じて動く姿にどんどん惹きつけられて行って。
観ているだけなんだけど、言葉じゃない新しい表現方法によって
何かが昇華されていくような、そんな清々しさも感じたり。
最後に映ったシーンでは、
南の島の植物っぽく、根が沢山地上に出ている
巨大な木々達の中で踊る姿が写されていて
それがもう、そこに溶け込み過ぎていて
古代の儀式の際の献上の踊りにも見えたし
そこに古くから住まう精霊のようにも見えて
本当に本当に素晴らしかったです
15年くらい前に、友人がバレエを踊るのを
映像でも舞台でもなく、練習している様子を目の前で
見る機会があったんですけど
その時に感じた衝撃と同じことを感じました。
軽々と足をあげて高くジャンプしたり
手の先や足の先の優雅な動きなど
これは小さな頃からの積み重ねによって
作られて来たものであるので
当たり前っちゃ~当たり前なんですけども、
わたしはこんな風に、自分の身体を
本当の意味で、自分の意志で自由に動かせない
と、改めて気付かされるような、
自分の身体は自分のものなのに
本当の意味で、自分の意志で統率出来ていない
コントロールできていない、ということに
物凄く衝撃を受けたんですよね。
友人のそれを目の当たりにして、初めて気付いた、というか。
と思っていたら、田中さんが番組の中で
ワークショップなどで生徒さんに
『自分が一番自分を分かっていると思ったら大間違い。
あなた以上にあなたの身体の方がわかっていることが
多いんだからね』
(何時にも増してうろ覚えですが・・・)
- というようなことを仰ってました。
他にも、
『人はいつも時間に急かされて動いているから
途中の動作とか感覚とかを感じる間が無くて
すっ飛ばして次へ次へと行っちゃうけど
そうじゃなくて、動作をゆっくりしてみたら
例えば、ドアをゆっくりゆっくり開けてみたら
空気が入って来る感じとか出て行く感じとかの
微妙なことまで感じ取れる』
(上に同じくうろ覚え・・・)
- とも仰ってて、そういうこと、本当は身体は知っているけど
人の頭は余計な事を考え過ぎてて気付かなかったり
気付いていると勘違いしていたりするんだよ
というようなことが、とっても心に響いたのでした。
自分の事、全部意思通りに動かせるなんて思ったら大間違い。
自分の事、全てわかっているって思うなんて大間違い。
なんにもわかってないって立ち位置から
改めて周りを見てみることで、気付かない事に気付いたり
違った視点が得られたりするのかもなぁ、なんて思ったり。
田中さんは『舞踏家』『俳優』と言った肩書を付けられることに
抵抗を感じていらっしゃるようで
『独特の表現活動を行っており、本人は表現行為というもの
はその場で体感しなければ知ることができないとし、
それを言葉で分類・ジャンル分け、ひとくくりにすることで、
その言葉の聞き手が分かったようなつもり、
知っているようなつもりになることに関して同意していないので、
「舞踏家」や「俳優」などと肩書きがつくのを
「間違い」「誤解」としている。』(wikipediaより)
といった部分も、惹きつけられる魅力の一つかもしれません。 - (林檎女史の『勝ち戦』の歌詞みたい!
- 『No one knows how I like my life
- 'Cause I don't belong to anywhere
- No one knows the truth inside me』
・・・なんてね!)
・・・と・・・田中さんについてちらりと書いてみようと思ったのに
書きながら白熱してしまいました




相当前書きが長くなっちゃいましたが
本当に書きたかったのはタイトルの事。
先日の放送回で、田中さんの言葉同様に
衝撃を受けたセリフがありまして、
それをメモ

主人公まれは、パティシエールになるのが夢、でした。
でも、あんまりにも大きな夢を思い描き
失敗し続ける父(御存知大泉洋さん演じる徹さん)を見て
『じっくりコツコツ』が一番いいんだ、と思うようになって
就職は輪島市役所を希望していました。
でも、周囲の友達は高校生らしく
自分の夢に向かって足掻ていて。
それを間近で感じたまれは、自分もやるだけやってみよう

って思い直します。
丁度『ロールケーキ甲子園』というイベントが開催され
その地方大会が金沢で開催されることになっていて
なんせ、父・徹が甲斐性が無いもんだから生活はキツキツで
お小遣いも無い中、色々工夫して準備を進め出場する事に。
でも結果は思うように行かず。
自分の何処が悪かったのか、
そして自分にはケーキ職人として見込みがあるかどうかを
審査員で有名なパティシエである人物に直接聞きに行くのです。
その時のやり取り、まずこのシーンがグッと来たのでした。
いや、これ、ドラマで一般的に、
よくありがちなシーンだと思うし
きっとこれまでにも似たようなシーンは
何度も目にして来た事があったかもしれないんだけど
なんか改めて心に響いて来た感じがしたのです。
まず、小日向さん演じる審査員パティシエは、
まれに、『どうしてパティシエールになりたいのか?』
と聞くのですが
まれが、朝ドラヒロイン全開な答え
『ケーキは食べた人を笑顔にしてくれるからですっ!』
みたいなことを大声で答えると
これまでの冷たい態度が一層冷たくなるような感じで
次のように言い放つのでした。
(聞き書きで録画していないので、セリフはうろ覚えです(;^ω^)
『ケーキ作りっていうのは、
見込みだの才能だの、そんな得体の知られないもので
なんとかなる世界じゃない。』
『まずは修行。修行が終わったらまた修行。
それがあって初めて見えてくるものがあるかどうかだ。』
『そこを飛び越えて、見込みがあるか聞いてくるやつは
見込みなんかない。』
よくあるシーンですよね。
でも、なんかここのところ考えていた事なんかと
微妙にシンクロしたりしてて、ほんとそうだよ


- と思いました。
リーディングのご依頼でも
『○○するのに向いていますか?』っていう内容は
とても多いのですけれど、
そして、かつてはわたしも
この道に踏み出そうとした時、とてもとても不安で
自分でもリーディングしましたし
他の方にもみていただいた事もありました。
・・・でも、この大御所パティシエの言う通り。
自分が向いているか向いていないかについて
悩んじゃいけないって事では無くて
そういう悩みの時期はあっていいんですけど
- そのうち、それを続けててもダメだってことが
- 分かる時期が来る気がします。
自分を振り返ってみてもそう。
何時までも悩み続けてると、
それを断ち切らせるような出来事が起こる気がする(;^ω^)
やるしかないんですよね。
不安を押してもやるしかない。
言葉にするなら、なんというんだろう・・・。
覚悟、かな。
腹を決める、とか?
もう、何がどうとか考えるのは置いといて
やるしかない、やろう、となる場面が
その悩みの答えのように感じました。
誰かに認めてもらえなかったらなれない、
なんてことは、多分この世にはない、んじゃないかと思います。
一つ一つの積み重ね、経験、
それを面倒くさがらずに重ねていくことでしか
なりたいものにはなれない。
日本では資格商法って結構根強くある気がしますけど
それがなくならないのも、こういうことと
ちょっと繋がっているのかなぁ・・・なんて思ったり。
そしてこの回、この後にも( ゚д゚)ハッ!とする言葉が登場し
自分内では今期のネ申回として
ひっそりと心に刻ませていただいたのでした。
それが、漆の秘密。
(とわたしが勝手に名付けました(;^ω^)
まれは、パティシエに言われた事などを思いつつ
落ち込みながら、待ち合わせ場所の学校へ向かうと
同級生の圭太に出逢います。
(家族には内緒の出場だったので
口裏合わせの為に、同じく家族に内緒で
東京のモデルオーディションに出掛けた友達と
待ち合わせをして帰る予定だったのでした。)
圭太は祖父が営んでいる漆塗りの工房で
漆職人になりたいのだけれど、
輪島市役所勤務のお堅い父と上手く行っていません。
でも、実力行使で家出して
祖父の家で修行しようとしていました。
まれとは反対で、圭太は自分の夢に
全力でぶつかっている最中。
自分の心を燃え上がらせるものに出逢えた喜びを
まれにもわかってもらいたいと思っていました。
結果がダメで落ち込むまれに、圭太は唐突に語り始めます。
『焼き物は嘘つかん。
じいちゃんはいうたがよ。焼き物は嘘つかん。
塗った通りに焼かれて出来上がって来る。
でも、漆は嘘をつく。
輪島塗りは特に、何度も何度も漆塗り重ねるのが本物やけど
手抜きして、とりあえず上から塗ってもパッと見はわからん。
騙そうと思ったら騙せる。
だからこそ、騙したらだめねん。
見えんでも嘘をついたらだめや。
それが輪島塗りや。
騙せるからこそ、余計騙したらだめや。』
圭太はそれを聞いて、すごいと思って
漆をやってみたいと思うようになって
そういう話でまれを励まそうとした、というシーンでした。
漆は嘘をつく。
これは目に見えない世界を扱う自分にも
関係大有りな気がしたのです。
- すごく真理を突いた言葉に思えました。
この、目に見えない世界というのは
『そういう仕組みだから』ということを納得した前提で
話が進む事が多くあるなぁと
最近ちょっと考えていたんですけれども
だからこそ、根拠の部分を曖昧にして
話が進んじゃうことが多いのかなぁと思ったりして。
そこに目をつけて悪いことを考えてしまえば
よくわからないことを真実に見せる事は容易い、
のではないかと。
人の心を扱う仕事だから
それを踏みにじるようなことは
やっちゃいけないと、戒める気持ちも大切だけれど
それよりも、簡単に騙せる仕組みが存在していて
提供する方、それを受ける方両方共に
- 勘違いしてしまう事もあるという
ある意味危険な場所にいるんだということを
常に意識していなければならないのかもしれないなと
思ったりもしました。
明日は我が身、ともいえるのかな

自分は正常だと思って動いていても
少しずつ歯車が狂って行ってて
それに気付かなくて事件が起こる、なんてこと
小説でもドラマでも、そして現実でもよくある事。
誰もが、それは自分には起こらない、と思ってしまいがちだけど
人間だもの、どうなるのかなんてわからない。
だからそういう危うい世界でもあるんだということを
自覚しておくことはとても大事な気がしたのでした。
更にわたし、結構テレビ番組の話をブログに書いてて
自分でも、幼児期のテレビ禁止令が
大人になって爆発型の典型・・・と自覚はしているんですけど

でもこういうハッとする言葉に出逢えて
目から鱗がボロボロってことも沢山あるんですよね~ということを
『テレビばっかり見てるよね


- 昭和のお母さん的目線で訴えてくる相方に
言い返したいと思う今日この頃、でもありました


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いつも横浜元町女子会にてお世話になっております
アロマユッカたかこさん主催で
ワンド作成講座が開催されることになりました
横浜元町女子会 公式ブログ
『【開催予告】横浜元町でワンド(杖)を作りませんか?』
場所は、横浜元町女子会を開催しているステラサロンです。
(お部屋はイベント時と異なります。)
開催日は、
6月20日(土)【満席】
7月18日(土)【残席3】
の2日の予定です。
オプションで、アロマユッカたかこさんご指導による
ワンドメンテナンスオイル作成体験をお願いする事も出来ます
(当日申し込み可)
また、横浜元町女子会がお休みの8月8日(土)には
このメンテナンスオイル作成講座も一緒に体験出来る
ワークショップも開催予定です
こちらは詳細が決まり次第お知らせいたしますね。
どうぞよろしくお願いいたします


6月20日(土)【満席】
7月18日(土)【募集中 2名様から開講】
詳しくは『6月7月のワンド作成ワークショップについて☆』を
ご覧くださいませ


★お申込みに際しては、ご本名をお書き下さい。
お読みくださいませ。
魔術道具はどれも本当は、自分で作るものが1番なのですよね。
ワンドも同じなのですが、作るのが難しいのでは

とお感じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
使用する木の特徴やエネルギー、
道具の使い方などわかりやすくお伝えしながら
楽しく自分だけのワンドをお作り出来るようにサポートいたします

ワンドの扱い方
ヒーリングの仕方
メンテナンス方法などについて学び
おうちに帰ってから、ヒーリングツールとして
実際に使っていただけることを目指すワークショップです。
ご自分だけのヒーリングワンドをつくってみませんか


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5月23日(土)24日(日)の両日
パシフィコ横浜 A・B・Cホールにて開催されます
『横浜ハンドメイドマルシェ』に出店いたします
アロマユッカたかこさんとグループで参加の予定です。
ブース名は【ユッカ&そらのともしび】
出店者一覧表ページはこちら
『ユッカ&そらのともしび』
昨年8月の癒しフェアに続いて、
2回目の大型イベントに出店となりますが
多くは可愛らしいアクセサリー、素敵なイラストなどなど
盛り沢山な中、実用的木製魔術道具での出店というのは
ちょっとドキドキではありますが・・・
木で出来たアクセサリー・今回もご要望の多かった
チャームなど多めで参加しようと思っております
この横浜ハンドメイドマルシェは、手作り雑貨などだけではなく
手作りの食べ物屋さんも沢山出店されますので
お買物とお食事を楽しんでいただけると思いますよ~
ブースの位置など、詳細が決まりましたら
ブログにもアップいたしますね
たくさんの方とお逢い出来るのを楽しみにしております~