不思議の三角。 | 木製魔術道具作家☆ルーン&オガム マスター☆そらのともしび Official Blog

木製魔術道具作家☆ルーン&オガム マスター☆そらのともしび Official Blog

北部ヨーロッパの樹木信仰をベースにした魔術道具制作、古代ゲルマンの文字・ルーンや古代アイルランドの文字・オガムを使ったリーディングやリーディング講座を主催しています。

建長寺の話を書いている途中だったのですが

ちょっと横道トークあひる


フラワー・オブ・ライフ―古代神聖幾何学の秘密〈第1巻〉/ナチュラルスピリット
¥3,570
Amazon.co.jp


ドランヴァロさんの『フラワーオブライフ』

難しいながらなんとなくですが、引き続き読み進めておりますぇ

(現在、第2巻・・・しかしこの方本当に凄いえ゛!ビックリ

なんでそうなるのか本を見ないで説明は出来ないけど

そういう理解の仕方なのに、1巻から通して読んでいると

その説明の一致がわかるように書かれているのです・・・。

ん~上手く伝えきれないのがもどかしいという

もやっとした理解の感じではありますが

それが証明されている面白さはわかる・・・汗


本で形に意味があるのを知ってから、巷で目にする

結構気にしてみています。


建長寺でも気になる形が・・・。


2012111414030000.jpg


ケルトの模様などを見ていると、3つの形の組み合わせが

とっても重要な意味を持つ訳ですが

これもちょっとケルトチックといえばそう・・・かな

それだけでもかなり aya であったりしますが

実はこれ、以前も違う場所で見たことがあったんです。

其の時も気になっていたんですが

その場所のマークなんだと思って、特に調べませんでした。

同じ形が、何故ここにも!?


そうそう、わたしが以前見た同じ形

(厳密には同じではないんですが)は こちら ↓2

2012111915520000.jpg


江島神社のマークです。

正式には、この波の中に三角、という形らしいんですが

境内の灯篭や電灯(街にあるような街灯)などには、

三角だけの模様もあって。

なので、もしかして藤沢市のマーク???なんて思っていたりも苦笑

鎌倉と江の島、近いといえば近いけど

なにか関係があるのかな・・・?と調べてみましたら

この三角、『家紋』としても使われているものでした。

その名も『鱗紋』

いろいろな紋があるけれど、この3つの三角は

『三つ鱗』というらしい。

鎌倉北条氏一門の三つ鱗が有名なんですって。

この三角の鱗紋、魚のうろこが連なっている様子を表している

とのことですが、それは魚には留まらず、蛇や龍を表すとも

言われているそうです。

(江の島には、龍の伝説もあるし・・・カピバラ )

そして、このマークというのは、研究している人によりますと

世界の各民族の中でも使われている場合が多く

神秘的な意味合いを持ち、呪模様として使用されていたそうです。


実は、『建長寺』『江島神社』は両方とも

この北条氏と所縁の深い場所だったのでした。

初代執権の北条時政が、江島弁財天に子孫繁栄

(または、天下取りの野望の為の祈願、とも。)を祈願した時

結願日に美女が現れ、やがて姿は大蛇となって海に消えたんだとか。

気がつくと、側には3枚の鱗が落ちていたそうです。

北条時政は、願いが叶ったと喜び、鱗を持ち帰り家紋にしたんだとか。

正確に言うと、北条氏の紋は下の辺が長くなっている

『北条鱗紋』という独特の形です。


江島神社も大好きで良く行く場所だったんだけれど

ここで建長寺と繋がるとは思わず、またまたビックリえ゛!ビックリでした。