9月になり、高校の授業が始まりました。
実用植物学の授業、今回のテーマは「シソ科植物」です。
シソ科植物に含まれるものは、
シソはもちろん、バジル、ミント、ローズマリー、ラベンダー、
セージ、マジョラム、オレガノ、タイムなど、
香りの良いハーブが多いです。
今回は、うちの庭から摘んだシソ、ローズマリー、和ハッカを用意しました。
和ハッカはちょうど花を咲かせていました。
遠目から見ると丸くポンポンみたいに見えるのですが、
近くで見ると、1つ1つはしっかりシソ科の花です。
実習はシソジュースを作りました。
作るのに必死で写真を撮るのは忘れました。
レシピはこちら。
<材料>
・青シソ … 40枚ほど
・水 … 1リットル
・砂糖 … 80g
・クエン酸 … 小さじ1
<作り方>
① 青シソはよく水洗いします。
② 鍋にお湯を沸騰させ、青シソを入れて4分ほどじっくり煮出します。
③ 青シソを取り出して煮汁をしぼり出し、続けて砂糖を加えて溶かし混ぜます。
④ 粗熱を取ったらクエン酸を加えて混ぜ合わせます。
⑤ 冷蔵庫で冷やしていただきます。
今回は青シソで作ったので、ちょっとえぐみがありました。
通常シソジュースといえば赤シソなのは、
赤シソの方がえぐみが少ないからなのでしょう。
砂糖はレシピより少なくても良さそうです。
シソには防腐作用、殺菌作用、抗酸化作用、
魚に寄生するアニサキスに対する殺虫作用などがあります。
刺身のつまに添えられているのはそのためです。
「紫蘇」の名前の由来は、
ある若者が蟹による食中毒を起こして死にかけた時に、
シソを煎じて飲ませたところ回復したという伝説から、
「紫の蘇る草」の意味でついたとのことです。
このことを考えると、本来の「紫蘇」は赤シソのことなのでしょう。
梅干しに赤シソを入れたり、その漬け汁を利用したりするのは、
理にかなっているのでしょうね。
梅干しや、梅酢につけた漬物を毎日食べているので、
それも夏バテしなかった理由かもしれません。
伊豆の庭の隅に生えてきた赤シソを、シソジュースにしてみようかな。