(続き)
山道を速足で駆け上がりながら、生霊と生霊が呼び込んだ霊の影響で、鼻水は止まらないし、背中と頭と腰は痛いし、しんどさの中で、何となく生きるという事は。。未熟な自分をどう克服する事でこの負のエネルギーから解放されるのか、どういった学びがこの経験の中にあるのか、考えつつ、もう殆ど泣きながら登っていました。
すると突如グーっと音を立てるみたいに波動が変わって、神社の聖域で感じた物より更に大きな物凄い濃度の高波動が周囲を包みました。夢の中の出来事のようで、そんな経験これまでに皆無であったのに、魂はスタンとそれをすんなり受け入れて、今思うとやっぱり不思議です。
すると空から神様の声が聞こえてきたのです。
それは私が頭で思う事に畳みかけるように声が追いかけてくるような感じでの対話でした。
仙人のような、人とは違うピリピリっとした次元の違う厳めしいおじいさんのような神様。
30分くらいその神様と対話をしながら歩いたのですが、うまく説明できないのだけど、私が疑問に対する答えを出すより早く、神様は一瞬で私の思考も次に続く言葉も理解して受け取って更にそこからもっと深い、ギリギリ背伸びして理解できるくらいのちょっと難しい課題を投げかけてくれるのです。
決して神様が答えを出すわけではなく、私の返答を誘導し、そこに意識が行くことで、自分でも気が付いていなかった、別の切り口での解決策や本質や真理に到達できる未知の領域に上手に誘導される感じ。。
気が付いたらまぁまぁ自分のレベルでは難解な悟りを何個も開けてしまうような。。どこか禅問答に近い感じのやりとり。そして今思うと不思議なのだけど、全く無駄や余白のないやりとり。
神様の話す言葉は昔の言葉のように畏まっていて、内容もとても難しいのに、ぎりぎり何とか背伸びして答えを見出せるとこを的確に押さえてくるその感じ、神様本当凄いな!って今でも思います。
濃くて荘厳な神様の波動を浴びながらの対話は、対話そのものが終わって神様の濃い波動が薄れても、余韻でずっと普通じゃないヴェールが私を包んだまま、何とも居心地が良く安心感で一杯。 あぁ、今日は特別な一日で、私絶対無事に家に帰れる!って確信しました。
その余韻を感じながら山を登るのですが、流石にこれはちょっと素人が準備もせず登っちゃ駄目だな、常識で考えても、。。と思う場面に何度も遭遇するも、その都度また2匹のモンシロ蝶々がヒラヒラ私の周りを飛んで、今日は特別、今日は大丈夫!!行こう!行こう!って私を励ましてくれるのです。
あぁ、本当に今日は大丈夫なんだって思って。腹を括りつつどんどん進みます。
なんとか山頂に到達して、奥宮の鳥居にも行き、清々しい気持ちでぼんやり楽しんでいたものの、何としても日が暮れる前に帰らなくてはと急ぎ下山。
これ、下山がとっても大変でした。。
準備なんてせずに山を入ったので、普通のNIKEのウォーキングシューズ。これ、結構滑るのです。
途中、山道の狭い狭いとこを通るのですが、直ぐ横は急斜面、落ちたら下手したら無事に帰れないなと。
そうしたら、今度は右上から女性の温かい、良く知ってる身内のような、誰よりも優しくて大好きな。。波動が広がり、話しかけてくるのです。
さっきの神様とは全く違う、私の守護霊さんだ!!っと瞬時に理解できて。
さっきの神様は声が空から降ってくる感じだったのが、守護霊さんは。。私の口を使って伝えてくるのです。
どういうわけか、私の口が勝手にペラペラ喋り出す、でも私は喋ってないし、それが守護霊さんだって魂から理解してるのです。
因みに今私は時々守護霊さんとコンタクトを取れるようになりましたが、この時のように自分の口を使って意思疎通したのはこの日が最初で最後でした。
今はイメージが降りてきたり、霊と違う次元で対話するときに少し似てるような違うような。
恐らくこの時の私はまだ守護霊さんと対話するのは早かったのだけど、椿の神様のご温情で、神様や守護霊さんと対話ができ、お山に登らせてくれたのかなと。。思っているのです。
守護霊さんが『あと3歩先、滑るから、ここはゆっくりゆっくり慎重に』と言うので、ゆっくりゆっくり横歩きで進むと、3歩目に、ズリっと本当に滑り転びそうに。
見た感じではわからないのです。
そんな感じで危険なエリアは守護霊さんが、誘導しつつ、喉も乾き少し不安になったり、
『大丈夫。わかっているでしょう。今日は特別に大丈夫です。でもこれは普通ではなく当たり前でもない、それは毎日がそうなのです』とのお言葉。
この時の守護霊さんとの対話では、いつも私がどれだけ守られ当たり前の毎日を無防備に過ごしていたか、神様に感謝するのは大切だけど、一番は自分で自分を守るという事が少し欠けてるといった事を、先程の神様との対話と同じく自分で悟るとこまで誘導してくれました。
そして。。超危険エリアに差し掛かった時、滑落死亡現場、滑落現場の張り紙が何箇所もあり。。
ヒェーと思い、慎重に慎重に守護霊さんの誘導のもと慎重に進むも、ずりーっと滑り転けてしまい、咄嗟に太い木の根をがしっと掴み難を逃れました。
身体の3分の一は下に落ちそうなくらい投げ出され、咄嗟に木の根っこを掴まなかったら滑落していたなと。
そして滑って転んだ拍子に、私の鞄の中のあのお気に入りのサングラスがヒュン、ポンポンと跳ねながら急斜面を落ちて行き。。
あぁ、行きの電車で思った事がそのまま実現されたなと。
そのあとも気を取り直し慎重に、でも安全な道は駆け足で降り、下山します。
で、麓近くまで降りてきて。。ここにきて道に迷ってしまい。
どうにもこうにもわからない。守護霊さんは今日は大丈夫。絶対帰れるから落ち着いて。と言ってくれるけど、だんだん不安に。。
誘導され励まさながら進むと鹿に遭遇し、ここに来てやっとGoogleマップにキャンプ場の目印が。
お水は行きに買ったエヴィアン水のみで、電車でおにぎり二つ食べたけど、あとはソフトキャンディのみ。
お水は下山の途中で全てなくなり、喉の渇きに耐えれず、何度も川の水を飲みそうになるも寄生虫怖いぞと耐え、登りも下りも駆け足を挟みつつ、ペース配分めちゃくちゃで。。こんなに体力ない自分がよく無事に帰ってこれたなと。
この話は、良い大人が準備もせず山に登り、一つ間違えれば山岳救助隊のお世話になるか命を落としかけない、人様に迷惑をかけることに繋がる非常織な行いと責められても仕方のない事で、勿論2度と準備をせずお山に登る事はしませんが、私にとっては、神様と守護霊様と対話ができて、これまで感じた事のない感動と実際目に見えない守護を感じた特別な一日だったのです。
そしてこのお山で頂いま特別な波動は2ヶ月ほど私の周りを覆い、その期間は生霊の影響もほぼ受けないだけでなく、目に見えて運の良い状態が続きました。
帰宅後の疲労は物凄くて、今思うと、あんな山道を走ったり普通でも中々できないのだから、そりゃ身体も疲れるわ!と。
私にとって人生の転換期となる一日でした。
↓鹿に遭遇した時のお写真。