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この問題は、グラフを見た時に、Hixson-Crowellの式 (HC式) が思い浮かぶかどうかです。
- 今回、グラフが直線なことと、縦軸と横軸の関係からHC式を満たしていることがわかります。
- HC式からグラフ傾きが溶解速度定数と分かります。つまり溶解のしやすさがわかります。明らかに粉体Ⅱの方が傾きが大きいので、粉体Ⅱの方が溶解しやすいです。大きい粒子と小さい粒子だったらどちらが溶けやすいか、例えば、角砂糖を入れるのと砂糖を入れるのだったら速く解けるのは後者ですよね。なので粒子径がの大きさはⅠ > Ⅱとなります。
- そもそもHC式が成り立つ条件は、シンク条件を満たし、全て同じ粒子径で球形を維持したまま溶出すること。したがって、粉体Ⅰ、ⅡそれぞれでHC式を満たしている。
- 傾きからkを求められる。
- 溶出した粉体の量は、W0が分からないので、算出できない。
よって
正解は1, 2