その昔のお話
学年末クラス替えの時の
同級生からメッセージをもらうノート。
一目置いてる子から
こんなメッセージが。
「あなたは殻に閉じこもっている」
「雑草は踏まれて強くなる」
自分では殻に閉じこもってる
つもりはなかったから
「どうして?」
ってその子に聞いた。
でも答えてもらえなかった。
自分のどこがそう見えるのだろうって
何度も考えた。
考えすぎるくらい考えた。
マジメ少女だったのよ。
おとなしいから?
おしゃべりが苦手だから?
閉じこもってちゃダメだ!
明るくしなきゃダメだ!
今のままじゃダメだ!
次の学年では
見事にクラスで孤立した。
誰から嫌われるわけではないけれど。
ひっそりとひとり。
放課もひとり。
トイレもひとり。
(女子って一緒に行くでしょ?)
グループに入ろうと
努力した。
入れず虚しかった。
居場所がなかった。
寂しかった。
よく学校行ってたな。
部活がまあ楽しかったからかな。
わたしの中では
なかなかきつい一年だった。
書いてくれたその子も
励ましてくれるつもりだったのだ。
わかっていたけど
逆に作用しちゃったのね。