それでもやっぱり母は母親
父の葬儀は滞りなく終わり、
一安心。
とはいえ、やらなくてはいけない
色々な手続きもあり、
少々疲れていた。
それでも葬儀後は変わらず
母のいる施設には
毎日顔を出していた。
殆ど夜だけど。
そういえば施設から
署名して欲しい物があるって
言われていたっけ。
久しぶりに明るい時間に
施設に行ったら、
『ん?』
と母は不思議そう。
『用事があったから早い時間に
来たよ』
と言うと、納得した表情していた。
穏やかな笑顔で。
でもすぐに私の顔を見ながら、
真顔で何やら話し出した。
何言ってるか理解できなかったけど、
思い当たる内容で返事してみた。
でも、
違うことばかりで困ってしまった。
はぁ…ため息😮💨。
母もため息😮💨(笑)。
つい、疲れるねと言ってしまった
その、疲れるに反応した母。
疲れてないか?
大丈夫か?
と、話したかったということが
やっとわかった。
ホッ
疲れてないよ
心配しなくて大丈夫だよ
そういうと、
母は安心したようで微笑んだ。
きっと、顔に疲れが見えたんだね。
要介護5で、
自分ではできることもほぼない。
それでも、どんなになっても、
やっぱりいつまでたっても
母は母親なんだなー。
心配してくれてありがとう。
と思うと同時に、
母には疲れを悟られることは
避けなきゃいけない。
心配させたらダメだなと
強く感じた。
※過去の話です。