自然と右手が髪へと向かった。
『髪の毛さらさらだね。』
葛木さんの声を思い出した。
優しく、そっと頭を撫でられたあの夜のことを。
『フラれたんです…私。』
下を向いて泣きながらそういう私が自分でも醜くって余計に涙が出てきた。
『奈津ちゃんは笑ってたほうが可愛いよ。』
そんな声が聞こえたかと思えば私の垂れ下がっていた前髪がふたつに分けられた。
まるで真っ暗な世界に光が灯されたような、そんな感じ。
私は反射的に鏡に映る葛木さんを見た。
そこに映る彼はとても優しい笑顔をして、鏡に映る私を見ていた。
鏡の中で交わる私達の視線が、二人っきりということを物語る。
『さあ、バッサリやっちゃおっか!』
そういった葛木さんは本当にバッサリと私の髪の毛を切ってくれた。
「ふふ…。」
思い出して少し笑ってしまった。
と、同時に葛木さんに酷い顔を見せてしまったものだと落ち込んだ。
次会うときまでに少しでも「いい髪の毛だね。」と言ってもらえるようになろう!と、心に決めて私はお湯から上がった。
きゃっきゃo(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
美容院行きたくなった(ノ)・ω・(ヾ)
葛木さんモテそう…。
昨日更新した後すぐこれ浮かんで、「でも妄想終わりって書いちゃったしなあ…」とか思いながら寝たら今の今まで引きずる羽目に 笑
このシーン書けてスッキリです(*゚ー゚)ゞ
何気昨日の続きっていうね(*゚ー゚)
それじゃ勉強4時間頑張りまふ(๑⃙⃘◡̈๑⃙⃘)‼︎
本日の一枚、雲が綺麗。朝は虹が少しあったよ!
