国が認める借金返済の救済措置? | 元鬱持ち派遣事務員のひとりごと ~借金とおかねのはなし~

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『国が認める借金返済の救済措置』ってWeb広告とか、記事をたまに見かけますが……

 

 

 

債務整理の事です。

(なんだよって思った?特別な裏技があるんかな?って気になっちゃいますよね)

 

 

債務整理とは。

①任意整理(法律事務所や司法書士事務所にあいだに入ってもらって借金の返済をする手続き)

 

負担を軽くするために、貸金業者やクレジットカード会社と利息のカットや分割回数について交渉し、今後の返済計画についての和解を結び、その計画を元に返済を続けて、借金を完済。

 

簡単に言うと、借りてるお金の総額をはっきりさせて、債務者(お金使った人)は、債権者(お金貸した人、会社)に、約5年くらいで毎月うん千円返すから、遅延損害金とか、ちょっとまけてくんない?って交渉して、いーよーって約束を取り付けたら、その約束のもと返済をしていくってこと、かな。

 

よく勘違いしている人がいるんですが、元金(使った金額)は減りません!

これから発生するであろう、損害金とかの利息をカットすることで、返済総額を減額するのが任意整理です。

 

だいたい利息が15~18%付くことが多いようなので、100万円借り入れがあったら、いちねんで15万~18万借りたお金のほかに多く払わなくてはならないのです。(それを交渉してカットする、もしくは少なくできるのが任意整理のメリット)

 

クレジットカードとか、手軽にお金借りられるのは便利ですけど、お支払いが滞ると、本当にもったいない。

 

 

任意と付くだけあって、返済先を自分で選んで決めることができます。

車は手元に残したいとか、引き揚げリスクを回避できます。

 

 

 


②自己破産や個人再生(裁判所を通した手続き)


自己破産とは、減収や失業といった収入面や介護や離婚といった生活面の変化により、借金を返済できなくなってしまった人が裁判所に申立てを行なうことで、一定の価値のある財産を清算して、債権者に配当する手続き。

 

簡単に言うと、自己破産はすべての借金をゼロにする手続き。

債権者を選ぶことはできません。

 

 

ちなみに自己破産を決めた人のカードやローンの保証人になっていた場合。

 

債務残高が一括で保証人に請求されるので、『保証人』とても怖いです。

(もちろん、自己破産を考えてる段階で保証人に一括請求がされるよって話はしてるようですが、保証人が父とかだと、構わず破産手続き進めちゃう若者が多い……)

 

自己破産は、車のローンも住宅ローンも全部、さらに言うなら、友達から借りたお金も全部含みます。

 

個人債権者A、Bって名前で登録されてる。

(特定できると名前になるけど)

 

5万円から30万円くらいが多いかな?

 

もう、友達じゃいられなくなるんだろうなって、複雑な気持ちで登録情報を眺めます。(←働け)

 

 

 

こういうブログを書いたりしているせいか、借金整理のWeb広告がよく表示されるんですが……。

 

「300万円が100万円に!」とか「月の支払い10万超えてたのが、3万円に~!」みたいな手続きは、たぶん過払い金があって相殺されて、元本が減ってるケース?か、もしくは個人再生、自己破産のことだと思ってる。

 

個人再生は住宅ローンを残して、借金を圧縮させることができる……と聞いています。

残念ながら、個人再生・自己破産はお部屋が別なので、あまり詳しいことはわかりません……。

 

 

借金返済の裏技……法律事務所や司法書士事務所に申し込んだからといって、借金がなくなるわけではないのです。

 

任意整理は、自分の収入の範囲で無理なく返済できる金額を毎月支払って生活を立て直すのが目的なんです。

かといって、収支についてアドバイスするわけでもないのです……。

 

 

 

今日もありがとうございます。

 

『現状』を変えられるのは自分だけ。

自分で問題に気が付いて、じゃぁ、どうしたらいいか、考えて実行して……。

 

まずは、自分がなににいくらお金を使ってるのか。

自分のお金の使い方を知ることから、はじめてみませんか。