日本歌曲を歌うときに私が陥りやすい

落とし穴があります。


試行錯誤の末、到達する結論はいつも

「等身大の自分の歌を歌うこと」


日本人歌手の多くにみられる

声が後ろに引っ込んでしまう発声。


特に日本人のソプラノは

レッジェロが多いので

まぁ、その発声でも誤魔化しはきくわけですが…


私のようなプーロ・リリコには

それは出来ませんし

何よりベルカントではない発声は

私のポリシーに反します。


ベルカント唱法でのピアノやピアニッシモは

後ろに引く発声ではありません。

そんなことをしたらボリュームは小さくなっても

声は前に飛ばず

(だからボリュームが抑えられる間違った理屈なのですが)

聴いていただく方々の心に

何もうったえかけることは出来ない。


「からたちの花」「赤とんぼ」と

私が今まで歌ってきた日本歌曲でも

いつも、いつも悩んできた課題です。


今回の「初恋」もやはり今の私の

等身大の歌でいこうと思います。


歌は本当に自分ひとりでは勉強しづらいです。


昨晩も試行錯誤しつつ練習する私に

助言をくれたのは家族。


私の歌を声を一番理解してくれています。


「空に虹がかかるようにのびていく声」


娘の言葉です。


そうベルカントとは

前へのびてゆく発声なのです。


そして音楽とは

常に前へ進んでゆきとまることはない。


後ろへ引っ込んでしまったら

その時点で音楽がとまってしまいます。

そんな歌は歌いたくない。


今の私、10年後の私、

「初恋」は永遠の課題なのかも知れません。