原発推進派?のお話 | 歌音

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風水キッチンで家族寄り添い、うれしい・楽しい・いい気分♪

おばちゃんコーラスの合同練習で体力使った後、

「原発事故 本当のことを話しましょう」というタイトルの勉強会に行ってきました。


講師の澤田哲生先生は、原発推進派とお見受けしました。

でも、聴きに来た人たちは、そういう話を聴きたくて来たわけではなかった。

そこらへんで、けっこう紛糾しました。。。


★は生徒の質問、以下、先生の答え。



★政府の発表がうそっぽいんだけど?


集められた情報をそのまま述べているだけ。

把握しているものを言っているにすぎない。

特に最初の1週間は、東電の情報しかなかった。

東電(本店筋と福島の2ヶ所)と保安院、安全委員会の見解が微妙に食い違っている。

レベル7になった原因の「テラベクレル」、保安院は60数万ベクレル、安全委員会は37万ベクレル、

整理されていないので、嘘っぽく感じる。


★外国からの情報と違っていますが?


いいかげんな情報(タブロイド誌など)と、米軍筋情報(最初に80km圏内を危険にしろと言った)など、

信用できるものとできないもの、いろいろある。

刺激的な反対意見が恐怖感をあおる。誰の言葉を信じたいんですか?


★もしかしたら意図的に情報操作している?


そういうこともあるかもしれない。ただ、発表する数字にウソはないだろう。

どうしてうそをつく必要がある?


★ドイツには、SPEEDIというソフトがあって、どんな放射性物質がどのくらい、どこに、

気象条件によって運ばれていくか計算するものがある。

日本にできないことはないのではないか?

できなかったとしても、ドイツの発表を公開するべきではないのか?


パニックを起こしたくないと考えているんだろうが本末転倒である。

SPEEDIは避難を計画するためにある。

菅さんのやらなければならなかったことは、最初に放射能が来る時に合わせて、

安定ヨウ素剤を投与することだった。

今度計画的避難区域になった飯館村は、もう1か月以上たっている。

情報あと出しが問題。


★「ただちに」健康被害はないというが、その後はどうなるのか?

微量が積み重なっていったら、被害はあると思うが。


結論から言うと「わからない」。

被ばくしてもいい基準は、ICRPというNGOの出すガイドラインに沿って出されている。

普通に暮らしていても、宇宙線やらで年間2.4ミリシーベルト被ばくしている。

それを引いて、「あと1ミリシーベルトまではいいですよ」と言っている。

からだにいい放射線もある。(ラドン温泉とか)

じつは低レベルの放射線を感じるのは個人差があって、ラドン温泉に入っても「いい」と感じる人と、

「何がいいんだか」と感じない人もいる。


★原発はすぐ近くに小高い丘があるのに、なぜ海側に作っていて、どうして

津波の予測が甘かったのか?


津波の予測は、過去の歴史的事実で計算するしかない。

福島の原発も、同じところに立っているのに、その基準がそれぞれ違っている。

甘かったと言われればその通り、だから原発を作った科学者たちが懺悔会見をしたのではないか?


★今後どうなるのか?


3月16日までにほとんど放射性物質が出てしまっている。

1号機の炉心は70%破壊されているが、後の残りは冷却されていれば大丈夫。


★メルトダウンが起きているという説もあるが?


メルトダウンってどういう状態か説明できますか?(素人に逆質問!!)

(その後よくわからない説明)




このほか、野菜や水についてのベクレル問題がありましたが、数字もちょっといいかげんなので、

ここでは載せません。

ただ、聴いていて「他人事」のようでした。


最終的に、司会からアンケートがありました。

いま、節電で町も暗いし、自動販売機も制約かかるかもしれないし、原発がこれなら、

このままでもいいやと思う人は白のカードを。

いや元の状態に戻してほしいと思うひとは黒のカードをあげてください。


白が多かったけれど黒もいる。両方あげている人もいる。


そしたら「みなさん考え、浅いですね!」


日本の輸出入、どれくらいあるか知ってますか?

石油や原料などを輸入して35兆円、車や家電、半導体、部品などを輸出して45兆円。

この輸出が今止まってるんですよ?

いまの発電6割が火力、3割原子力、自然エネルギーは2%。

太陽光、小規模水力などは安定性が悪いから現状の技術としては使えない。

この3割に替わるものがありますか?



みんな怒り始めましたねぇ。

たまってたものが「一気に切れた」感じ。


原発の本当のことを聞きに来たんだ。

テレビと同じ話を聞きに来たんじゃない。タイトルと中身が違うじゃないか。

自然に想定外はありません!

などなど。



みなさんのニーズと、内容がマッチしませんでしたねぇ。



結局、「もしも」の話は出ませんでした。というか、受け付けない感じでした。

まぁね、気づくべきだったんですよ。

この方の研究テーマは「高速炉・核融合システムの安全性」。

この時点でね。


来場者アンケートもありましたが、散々だったろうなぁ。

私ですら「煮え切らないものが残りました」ってオブラートに包んで書いたくらいだから。

発言できる「生徒席」と見るだけの「参観席」があって、私は当然参観席。

生徒席は、いわゆる「デキる人」ばかり。

追求されてもへこたれません。

私はそこまでして意見を言おうとは思わない日本人ですねぇ(*^m^)

考える人があの席に座るんです。

私は感じる人なので、「そう思うデータはどこか」とか言われると「カンです」って言うしかない(*^m^)


そんなことは、科学者、受け付けませんからねぇ。




私が気になるのは・・・

言いたくないけど、3月16日の時点で全部出ちゃったのなら、

どこからどこまでの範囲の人がどのくらい被ばくしているのか、知りたいですね。

その人たちはどうなるわけ?

何十万テラベクレルの単位でしょ?

今後の対応は、どうなる? まぁた、「ただちに影響はありません」でごまかすわけ?

そういうことを知りたかったな。


そうそう、4700兆ベクレルの汚染水が流出した話でね。

「少ないじゃないですか」って言ってましたね。

「ベクレルでしょ?テラベクレルに換算すると・・・」って計算してましたが。


なんなんだこの感覚?

この人に子どもはいないの?

少ないんなら、自分の子どもを原発前の海で泳がせてみろってんだ(-_-;)

それができたら信じようかな?



というわけで、報告終了、です。