
私は罪はない 派!
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これ、微妙ですよねぇ。
中国人船長の釈放と同列に見るべきではないのかもしれないけど、
個人的には「罪はない」にしたいですね。
ご本人にとっては、法律を精査した結果「不問」がいちばんうれしい。
でも、こうもできるかも。
前の「相棒」で・・・まだ亀山君がいたころ、東京マラソン?での事件がありました。
右京さんと西田敏行(だったよなぁ?)扮する犯人が、チェスで対決するアレです。
映画版だったか?
あれも、上層部の隠された不正に我慢ならなかった当事者が怒ったことが原因。
暗殺して復讐は果たせなかったけど、つかまった犯人が望んだのは、
「早く起訴してください」。
裁判ですべてを明るみに出そうとした。
「私には時間がないんです」
結局、その犯人はもともと心臓が悪くて、発作で死亡。
被疑者死亡、ということになったけど、そこに関わった大御所議員の娘が、
解明に乗り出す・・・って展開だった。
犯人は何がしたかったか。
手段は間違っていたけど、言ってることは正しいわけです。
それと似たような感じじゃないかな?尖閣は。
だから、流出させた・・・公開したという手段は間違っていたかもしれない。
でも、当事者として言ってることは正しい。
・・・いや、その「言ってること」がまだはっきり見えてきません。
そのへんを、裁判で明るみに出たらいいなとは思います。
裁判と言う手段でなくても、どういうところであっても、彼が何を言いたくて、
何の目的でやったのか。
それを、彼の言葉で聴きたいかな。
新聞に載っていたのは、教科書通りの答えかなぁ。
それしかしゃべっていないとは思えない。
しゃべっていなかったとしたら、それこそ、「早く起訴してください」で、
裁判ですべて明るみに出ることを望んでいるのかも。
でもそれは・・・
国としては、うれしくないでしょうね。
だから、逮捕してない。
逮捕したら、裁判になる。
なったら、すべてが暴露される。
自分たちの弱腰、ひびり、無策、展望のなさ、外交手腕のなさがすべて、明らかになる。
彼には、相棒での犯人と違って、命の期限があるわけではないだろうから、
(でもなんか、足が悪そうだった・・・)
いずれ真相を聞くこともあるでしょう。
一番公正なのは、理由はともかく公務員としてやってはならないことをやったから、
それで裁判。
で、海を守る立場にある人の事情、中国の脅威、政府の問題点を
ぜーんぶ洗いざらいぶちまける。
そのうえで、無罪が言い渡される。
これがいちばん、いいかな?
中国人船長は向こうで英雄でしょう。
なんでもありのならず者経済大国と、法治国家日本の生きざまの違いを
みせてやりたいものです。
感情のままにただ「無罪」ではなく、法治国家日本として、正式なルートを経て
「無罪」になればいいと思いますね。
いまは経済大国として破竹の勢いかもしれないけど、お天道様は必ず見ています。
いずれ、この対価を支払うべき時がやってくると思います。
それがなるべく早く来るように願うばかりです。