先週末 東京での
響きあう心を調べにのせて
森の会コンサートが終演しました
私にとって特別な位置づけの演奏会
というのも
大学を出てから16年間ご指導いただいた
大切な亡き師匠の命日の演奏会
先生の門下生の皆さんと共に
そして
先生と共にずっと私を支えてくださった
ピアニストの先生との共演です
先生は自然で美しい発声法を
世界中の声楽家に指導されていました
先生と一緒に
ヨーロッパでも
たくさん勉強してきましたが
今回の演奏会では
ドヴォルザークの国 チェコで勉強し
あちらの演奏会でも歌わせていただいた
思い出の曲『愛の歌』を
初めて全曲通して歌わせていただきました
生前先生は
「歌曲はチクルスで勉強しなさい」
「オペラはそのキャラクターを全曲通して勉強しなさい」
とよく仰っていました
チクルスというのは
歌曲集全曲 の意味なのですが
せっかくチクルスで勉強しても
なかなかそれを演奏する場はありません
でも今回は
出演者4人全員が
歌曲集をチクルスで演奏しました
これは私にとってとても貴重な体験で
先生が仰っていた意味が
ようやく分かりました
全曲通すことで
気持ちの持っていき方が全く変わるのと
曲と曲の繋がりの間も演奏の一部なのだと
初めて感じることができました
今回は私は初めてのホールでしたが
先生もお気に入りのホールだっただけあり
響きは最高でした
近くにあればいいのに!!
ご年配のお客様も読みやすいように
というリクエストを踏まえて
少し大きめの文字で・・・
先生の命日の演奏会ですので
温かい雰囲気にしてみました
演奏の方は
頭声腔の響きと息の流れに加えて
チェコ語の胸の響きに
重きを置いて歌いました
反省は山の様にありますが

ほんの少しでも成長が
歌に現れていたら嬉しいです
せっかくチクルスで
原語のチェコ語で勉強した作品なので
しっかりレパートリーに刻まなければ!
ありがとうございました
