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1989年にリリースされたアルバム But Seriously...に収められた

フィル・コリンズの歌。

もの悲しげなバグパイプとドラムが最後に流れるこの歌は、

当時深刻な状況だった北アイルランドにすむ人たちの、自分の力では

何もできない無力感に包まれています。



1日中貴方のために銃をとっているその人、

貴方の名前すら、知らないんだよ。

若者達が銃を手に取りやって来てはもう二度と戻ってこないけど

それでも生活の日々が、いつものように過ぎてしまうなんて。

もしね、もういやだってみんなが思ってそれをみんなそうだね、

そう思ってくれたら

この悲惨な状況、今日この日に止めること、できるのに。


当時、海の向こうの自分とは関係の無い報道、そんなふうにしか

とらえていませんでしたが、それと同じ時期に、その戦禍の中で

苦しんでいる人たちの気持ち、想像の向こうでした。



なんだろうね。

今になってこの歌を聴くと、あの当時思いもしていなかった

その無力感が、まるで自分自身の無力感であるかのように押し寄せてきます。




他人を傷つけたり、制圧するような強さなんていらない。

貴方も傷つけられたり、力で押さえつけられるようなこと、いやでしょ。

だったら、一緒にいやだって、そう言えばいいのに。




気分が落ち込むと聴くことの多いこの歌ですが、

なぜこの歌に惹かれているのか、考えたときに、そんなことを思いました。