伸ばした髪を梳きながら

こんなに伸ばしたのは何時ぶりかしら

 

指の間に髪を遊ばせて項を抱く

胸に頭を抱きしめて髪を撫でるのもいい

頬に触れる唇を避けて

瞼を閉じる

 

豊かに流れる髪が

思い出を奏でながら五線紙のように

あーべーちぇーでー